【第1回】Jリーグ・FC東京 室屋成選手にインタビューは こちら
長友佑都選手の印象は?
佐藤 10月に行われた「キリンチャレンジカップ2018」では、同じ明治大学出身の長友佑都選手と共に日本代表として戦われていましたね。そのときの長友選手の印象や、どういったコミュニケーションを取られていたのかを教えてください。
室屋 長友選手は先輩なので、僕から挨拶をしました。一度話したことがあったので緊張はしませんでしたが、とても熱い人です。
佐藤 そうなんですね。イメージとのギャップはありましたか?
室屋 みんなが思っているような、イメージ通りの人でした。
佐藤 長友選手は同じ大学の先輩で、ポジションもサイドバックなので、あこがれの先輩の一人でもあると思いますが、室屋選手の今後の夢を教えていただけますか?
室屋 あまり夢や目標を持たないようにはしていますが、小さいころから日本代表選手になりたい、海外でプレーしたい、ワールドカップをテレビで見て、こういうところでプレーしたいと思っていたので、そういう大きい夢はあります。
佐藤 4年後にワールドカップを控えていますが、ワールドカップへの意気込みや想いを教えてください。
室屋 ワールドカップはまだ先のことなので、今は次の日本代表戦に向けて、とにかくそこで自分がしっかりプレーしていくということだけを考えてやっていますね。
リフレッシュ方法や、愛読書について
佐藤 厳しい環境で毎日サッカーを練習されている中で、リフレッシュや気分転換はどのように行っていますか?
室屋 散歩したり、公園の芝生でリラックスしたり、買い物したり、友人と食事に行ったりしていて、みんなと変わらないと思います。
佐藤 公園に行っているのは意外でした(笑)。
室屋 公園が好きなんです。
佐藤 そうなんですね。買い物は、ご友人とされるんですか?
室屋 そうですね。チームメイトと買い物に行くこともあって、服などを買っています。
佐藤 忙しい日々を送られていると思いますが、大切にしている言葉があれば教えてください。
室屋 以前聞いた「MY LIFE IS MY LIFE」という言葉がすごく良いなと思いました。「自分の人生は自分の人生でしかないから、周りに何も合わせる必要はないし、とにかく自分のやりたいことをやろうよ」というような意味の言葉です。
佐藤 自分の道を信じて突き進むということですね。
室屋 はい。
佐藤 普段本は読まれますか?
室屋 たまに読みますよ。
佐藤 どういった本を読まれるんですか?
室屋 最近は『サピエンス全史』などを読みました。読んでみると面白いです。
佐藤 学術的というか……。
室屋 読んでいたら格好良いなと思って(笑)。
佐藤 ははは。確かに格好良さはありますね(笑)。今まで読まれた本の中で「これは愛読書」というような1冊があれば、教えていただけますか。
室屋 児童文学なんですが、『モモ』という本です。
佐藤 どういった内容なのですか?
室屋 僕たちは生活するにあたり、お金を稼がなきゃいけないっていう感覚があるじゃないですか。時間をどんどん効率化していっているのに、仕事の量はとても多くて、世の中では過労死してしまう人もいます。そういうことに対して、本当の時間の大切さや、時間の使い方、生き方自体をもう一回見つめ直すことができるような本です。児童文学なので読みやすいですが、気付かされることが多くて、大人になってからの方がすごく響きました。
佐藤 今でも定期的に読まれているんですね。
室屋 そうですね、たまに時間があるときに読んでいます。
Jリーグ・FC東京 室屋成選手から明大生へ動画メッセージ
After the Interview…
佐藤岳歩さん(経営学部3年) 「あえて夢や目標を持たずに目の前のことに全力で向き合い、今を一生懸命生きる」という、プロサッカー選手として第一線で活躍されている室屋選手の言葉は、非常に刺激的でありたくさんのことを感じ学びました。就職活動を控えている今だからこそ、さらにしっかりと未来を見据えつつ、今と向き合い一つひとつのことに全力で取り組んでいこうと思います。
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