勤務先 | 全日本空輸株式会社(インフラ/運輸/航空・客室乗務職) |
現在の仕事について教えてください。
客室乗務員(以下:CA)は、保安要員としてお客さまを安全に目的地までお届けする役割と、機内で快適にお過ごしいただくための空間づくりをするサービス要員としての役割があります。
国内線・国際線に乗務しているため、ステイ先では観光地やご当地グルメを楽しんだり、リフレッシュしながら異文化を体感しています。最近は国際線のビジネスクラスの担当や資格取得など習熟のため、勉強の毎日です。
赤尾さんの1日の流れ
シフト勤務で毎日時間や場所が異なるため、国内線フライトの一例を紹介します。
7:00 | 出社 |
7:50 | ブリーフィング(※) クルーの顔合わせや役割分担、その日のフライト方針などについて共有します。 ※ブリーフィング:簡潔な状況説明、打ち合わせのこと |
8:05 | 旅客搭乗準備 乗務する飛行機へ向かい、搭乗前に必要な準備を行います。 |
9:00 | 旅客搭乗、出発準備&離陸 お客さまを笑顔でお迎えし、安全に離陸できるよう機内準備を行います。 |
10:45 | 福岡空港到着 便間で次の便の準備を行います。 |
11:50 | 福岡空港出発 |
13:25 | 那覇空港到着 |
13:50 | ブリーフィング フライトの振り返りなどを共有します。 |
15:00 | ホテル到着、同期と周辺観光 |
19:00 | ホテルに戻りゆっくり休息 |
22:00 | 翌日のフライトに備えて就寝 |
現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。
留学の経験から、日本の魅力を発信すること・喜びや感動にかかわること・海外の人や文化に触れることの三つの軸で就職活動をしました。インターンシップに参加した際に自分に合っていると感じ、CAになりたいと強く思い始めました。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?
サービスより、保安としての要素が強い仕事であるというところです。一つひとつの行動が安全につながっていて、責任の大きい仕事であるということは、お客さんとして見ていたころには想像できないことでした。
仕事をしていて一番うれしかったことは?
笑顔がすてきですねとお褒めいただいたり、何気ない行動やお声掛けでお客さまに喜んでいただけたことです。そういった経験は、お客さまの旅の思い出にかかわれているように感じ、モチベーションにもなります。

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。
初めは、国際線乗務では10時間を超える長時間フライトや、国内線とは異なったサービスに慣れるのに苦労しました。特にアメリカ路線などでは、時差ボケ対策など体調管理に苦慮しました。
仕事におけるマストアイテムはなんですか?
パスポートとダブルフェイス時計(国際線では時差があるため)、タブレットは常に携行しています。また、機内は乾燥するので、リップクリームやハンドクリームなどの保湿も必須です!

明大生に向けてメッセージをお願いします。
絶対あきらめないでください。大切なのは「こんな姿になりたい、こういう仕事がしたい」といった気持ちを信じて貫くことだと思います。思いが強ければ、その分行動にも表れます。皆さんが自分らしく、そして楽しんで就職活動ができることを願っています。
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