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OB・OG奮闘記
2020.09.30

【卒業生の今を紹介】フリーランスダンサー兼振付師として活躍!加藤朝子さん

協力してくれた加藤朝子さん(2014年情報コミュニケーション学部卒業)

勤務先 フリーランスダンサー兼振付師(・ダンサー/振付師)

2014年3月、情報コミュニケーション学部を卒業後、タイ国立シーナカリンウィロート大学し修士号を取得。帰国後、株式会社AOI Pro.に入社し、2019年に退社。現在はフリーランスダンサーとして活動。大学時代は波照間ゼミ(身体表現論・芸術コミュニケーション研究)に力を入れていた。

現在の仕事について教えてください。

現在はフリーランスダンサー兼振付師として東南アジアを拠点に活動中。主にTVCMなどのメディアの振り付けを行っています。以前働いていた株式会社AOI Pro.で、ダンスを使用したCMに数多く携わらせていただいた時の経験が今に繋がっています。また、最近では通訳者としてダンスのプロジェクトに携わらせてもらうこともあります。「この案件は加藤にやってほしい」と思ってもらえるような「求められる仕事をする」ことを目標にしています。

タイの女優さんと化粧品のPRショーに出演しました(写真左)

加藤さんの1日の流れ

9:00 レッスン受講
午前中はクラシックバレエやコンテンポラリーなどのレッスンを受講し、踊れる体を作ります。
12:00 昼食
13:00 リハーサル
撮影や作品作りのためのリハーサルをすることが多いです。
19:00 レッスン
自分が講師として教えるクラスを不定期に開催しています。
21:00 レッスン終了

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

ずっとダンスを仕事にしたいと思ってきましたが、ダンサーという職業の中にもさまざまな分野があり、自分は特にTVCMなどのメディアに関わる仕事がしたいと思い、株式会社AOI Pro.に入社しました。

初めからフリーランスダンサーとして活動するのではなく、まず会社に就職したのは、社会の仕組みやビジネスの流れを知りたかったからです。就職したことで、踊るだけではなく社会人として必要な知識と経験を身に付けられたことは現在にとても役立っています。

洗顔料のCM撮影時の様子。タイの女優さんへ振り付けをしています(写真右)

現在の仕事について、時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?

ギャップは特にありません、働いてお金をもらうということは大変なことだと改めて実感しました(笑)。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

自分が振り付けをした作品や出演している作品が世に出て、目にした時。そして、それを見た家族や友人が喜んでくれた時です。

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

一つひとつの作品が作られる中で、さまざまな問題にぶつかり、それを突破する過程は毎回大変です。しかし、その分作品が完成した時の嬉しさと感動は大きいです。

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

MacBook Proです。案件のやり取りなどは全てMacを使っています。

マストアイテムのMacBook Pro

明大生に向けてメッセージをお願いします。

やりたいことを仕事にしたい方、就職しようか迷っている方へ。

私は最終的にフリーランスダンサーという職業を選びましたが、その前は会社に勤務しながらやりたいことに挑戦していました。会社員である強みは、個人ではできない大きな案件に関われたり、自分では出会えないような業界で活躍している方々とお仕事させていただける機会があるということです。また、東京だけでなくバンコク支社に駐在した時は、海外で働くという経験も叶いました。これらの経験と繋がりが今の自分の強みになっています。

この経験で思ったのは、「やりたい職業まで周りと違った道で行くのも面白い」ということです。ダンサーになりたいからダンスだけをする、と決めてしまうのでなく、広い視野を持って自分のやりたい事・貢献したい事に繋がる道を模索してみてください。

自分で探った道を歩めば、その中で自分の強みが生まれ、自分にしかできないことが仕事となる日がきます。私も頑張ります!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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