2020.10.29

【卒業生の今を紹介】株式会社グランドファンクで活躍!剣持学人さん


協力してくれた卒業生剣持学人さん(2015年情報コミュニケーション学部卒業)

勤務先 株式会社グランドファンク(メディア/広告・プロデューサー職)
2015年3月、情報コミュニケーション学部を卒業。同年4月、株式会社博報堂アイ・スタジオに入社。2017年から音楽プロデューサーとして株式会社グランドファンクに入社、現在はプロデューサー兼取締役社長を務める。入社3年目。大学時代は音楽活動に力を入れていた。

現在の仕事について教えてください。

TV-CM等の広告音楽や映画・ドラマ・ゲームの劇伴(BGM)制作の楽曲をプロデュースをしております。特に広告ではクライアントの商品の売上やブランディング向上にどうプラスになるかを普段から意識して業務を行っています。

また、楽曲のクオリティを高めるだけが仕事ではなく、著作物管理や権利処理も私たちの仕事の一つです。原盤使用やカバー曲などでも、クライアントが安全に楽曲の使用ができるよう調整をさせていただく重要な役割も担っています。

仕事中の様子

剣持さんの1日の流れ

10:00 社内打ち合わせ
全体での共有事項の確認
11:00 事務処理
12:00 昼休み
13:00 A案件楽曲レコーディング
ミュージシャンを集めてデモ楽曲を仕上げる作業です。
16:00 B案件打ち合わせ
次回TV-CMの音楽演出を監督と一緒に決めていく打ち合わせです。
17:00 C案件デモ楽曲チェック
必要があればミュージシャンと連絡をとってクライアントの求めるものに近づける作業をします。
18:30 事務処理
19:00 帰宅

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

音楽を作ることが好きというのが第一にありますが、広告や映画音楽を通じて、日本で作る音楽も世界に通用することを証明したいと思い、プロデュースする職につきました。たくさんの才能あるミュージシャンの方と一緒に、楽曲を作り上げることができるのも魅力です。

仕事中の様子

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?

特にありませんが、強いて言えば音楽プロデュースは単純にクオリティを上げるだけではなく、知的財産権などの知識が必要になる点です。音楽は特に権利ビジネスの側面が強いので、いかにトラブルを無くせるかを意識して業務を行っています。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

2020年に自身が音楽プロデュースした映画で、海外の名誉ある映画祭(アヌシー国際アニメーション映画祭)にて最優秀音楽賞をいただけたことです。自身の制作したものが国境を超えて評価されたことはとても嬉しかったです。

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

基本的には喜びしかないような仕事ですが、学ぶべき法知識や英語でのコミュニケーションはほぼ必須になるため、普段からできる限り意識して学びの場を作っています。

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

正しく音楽を聴く「モニター環境」の整備はマストで必要になります。自分に合うリスニング環境にはこだわりを持ち、機材をセレクトしています。

  • Surround Speaker:musikelectronic geithain
  • Speaker:KEF R300
  • Headphone:DENON AH-D5200
  • Earphone:Bang and Olufsen E6
Surround Speaker
Speaker
Headphone&Earphone

明大生に向けてメッセージをお願いします。

どの仕事においても共通して「その仕事に対して誰にも負けない熱意があるか」という問いにぶつかると思います。「その企業を通じて自分がどんなキャリアを歩めば楽しい人生を過ごせるか」というのをじっくり真剣に考えられる唯一の機会が「大学」だと思います。途中で変わっても全く問題ないので、今の自分の正解にきちんと向き合えるといいですね。応援しています。

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