Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

OB・OG奮闘記
2022.07.25

【卒業生の今を紹介】総務省で活躍!亀井龍さん

留学卒業生就活

こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」広報誌『明治』第94号からの転載になります。

明治大学の教育・研究紹介や、文化・教養に関する情報などを幅広く掲載する広報誌『明治』では、各界で活躍する校友(卒業生)のインタビュー記事や寄稿記事を毎号掲載しています。 今回の【OB・OG奮闘記】では、総務省で活躍されている亀井さんからの寄稿記事を紹介します。
協力してくれた卒業生亀井龍さん(2021年法学部卒業)

勤務先 総務省

2021年3月、法学部を卒業。2022年4月、総務省に入省。現在、行政管理局企画調整課に所属。入省1年目。

法学部時代の経験を基に国家公務員として働く

私は総務省行政管理局企画調整課に勤務しています。総務省は、行政運営の改善、地方行財政、選挙、消防防災、情報通信、郵政行政など、国民生活の基盤に関わる行政機能を担っています。その総務省において、行政管理局は、各府省共通のルールの適正な運用の確保と業務改革に取り組み、時代の要請に応じた行政の実現を目指しています。

私の所属する企画調整課は行政管理局内の総括を担っており、幹部職員など課を越えて多様な職員と関わることに加え、局内外の業務や国会に関する情報を把握するため、行政官として非常に勉強になり、やりがいのある仕事です。

執務中の様子

私が国家公務員の総合職を目指すことを決意したきっかけは、法学部2年次に法学部の「Law in Japan Program」と「ケンブリッジ大学夏期法学研修」に参加したことでした。さまざまな国籍の人と議論し、渡英して英国文化を肌で感じながらケンブリッジ大学の先生方や学生と学んだことにより、私が日本人という背景を持つことを実感し、世界を相手に日本を背負って仕事をしたいと強く思うようになりました。

帰国後、私は法曹と国家公務員総合職の両方を目指しました。英国大学院に条件付合格しましたが、早期卒業制度によって法科大学院へ進学し、その後、総務省へ進路を定めました。これは、法学部が多様な学びの機会を提供し、進路を狭めることなくキャリアを展望できたおかげだと思います。法学部在学中に参加した日米学生会議やベルギーの大学のEU研究プログラムのほか、佐藤知恵先生や上村威先生の講義から国際社会を分析する基礎的な視点を学びました。

また、「立法学」という講義では、立法府の仕組みや法律制定に係る実務を教わり、当時の知識は現在の業務にも役立っています。これと同様の講義が法学部だけではなく法科大学院でも開講されていますが、本年度は私の職場の上司が担当しており、非常に縁を感じています。

明治大学在学中にさまざまな人と関わる中で、自ら望み、考え、行動した経験は、私が今の職場で働く基礎となっています。今後も初心を忘れず、常に学び、自分が生み出すべき価値が何かを不断に探し続けながら、日本国や私たち国民生活をより良くするために働いていきます。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、広報誌『明治』第94号発行当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
MEIJI NOWに出演しよう!

MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?

募集案内を見る

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア