
資格試験・難関試験に合格した明大生を紹介する「資格取得体験記」。今回は2025年に理工学部を卒業した内田さんが、国家公務員総合職試験の合格体験を紹介してくれます!

国家公務員総合職試験の大卒程度・工学区分に最終合格し、環境省に内定をいただきました。趣味は一人旅で、馬の世話をするアルバイトをしています。
| 合格した試験 | 国家公務員総合職試験 |
| 就職内定先 | 環境省 |
| 行政研究所所属期間 | 大学4年次 |
行政研究所で学ぶことを決めた理由は?
国家公務員を目指し始めた時期が遅かったため、独学で試行錯誤するよりも効率的に対策する必要があると考えました。行政研究所では、専門の先生方によるご指導のほか、先輩方の経験に基づくノウハウなど多くの情報を活用できるため、自分にとって最適な学習環境であると感じ、行政研究所で学ぶことを決めました。
行政研究所での学びはいかがでしたか?
先生に模擬面接や面接カードの添削をしていただいたことと、OB・OGの方々との交流の機会を設けていただいたことが、対策をする上で特に心強かったです。また、キャンパス内に分室があったため、気軽に相談に行けたこともありがたかったです。さらに、先輩方の合格体験記や官庁訪問の報告書、過去問などを閲覧できたことも、面接カードを書く際や専門科目を決める際に大変参考になりました。
おすすめの勉強方法
基礎能力試験、特に数的処理に関しては、毎日コツコツ問題を解き続けました。初めて見るような問題が多いため、授業でポイントを押さえたら、後はとにかく慣れることを意識しました。問題を解く際は、本番を意識して一問ずつ時間を測ると、スピード感も身に付くのでお勧めです。専門科目に関しては、初めから過去問を解いて、分からないことはインターネットで調べたり、大学の授業資料を振り返ったりしていました。頻出範囲は、ノートに知識を整理して隙間時間に確認していました。
数的処理の授業のノート。授業のポイントはもちろん、問題を解く流れについてもまとめて、実際に過去問を解く時に参考にしていました苦手な部分はどう克服したか
私は、苦手分野にはあまり触れず、得意分野や点数が伸ばせる分野を重点的に対策しました。国家公務員総合職試験の範囲は広いものの、合格に必要な点数は半分程度であるため、全ての分野を満遍なく解けるようになる必要はないと判断しました。国家公務員総合職試験に関しては、授業や先輩方の経験談を参考に、めりはりをつけて対策することが大切だと思います。
集中力が切れた時の対処法や、モチベーション維持の方法は?
集中力が切れた時は、無理せず仮眠を取るようにしていました。横になるといつまでも寝てしまうので、机に伏して15~20分と時間を決めて寝ていました。かなりすっきりするので、お勧めです。
モチベーション維持のためには、志望省庁のパンフレットを読み、思いを新たにしていました。また、同じく試験対策をしている友人と作成した過去問の解答を共有して、互いに刺激を受けながら勉強していました。
おすすめの教材・お役立ちグッズ
【教材】『公務員試験 技術系〈最新〉過去問 工学に関する基礎(数学・物理)』(実務教育出版)
【グッズ】キッチンタイマー
工学の基礎は範囲が広いので、この参考書をメインに、傾向を把握しながらポイントを絞って対策するようにしていました内定先を選んだ理由と今後の目標は?
私の就職活動の軸は「環境問題の解決に貢献すること」でした。公益を最優先に「環境を守り活かし未来へつなぐ」というミッションを掲げる環境省なら、自分の問題意識の解決につながると考え、志望しました。また、説明会でお話を伺った職員の方々が魅力的だったことも大きな決め手でした。入省までは、海外の一人旅などさまざまな経験を積み、入省後は、日本・地球の美しい自然を守ることに尽力したいです。
これから国家公務員総合職試験を受ける明大生へのメッセージ
国家公務員になることは、ハードルが高いことのように感じるかもしれません。私も初めはそうでしたが、やるべきことを整理して一つずつ取り組めば、手が届くということを実感しました。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。また、省庁の説明会に参加したり、課外活動に挑戦してみたりといった勉強以外の活動も、モチベーション向上につながります。ぜひ、勉強以外のことにも目を向けてみてください。皆さんが、目標の達成に向け一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。応援しています!
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