
資格試験・難関試験に合格した明大生を紹介する「資格取得体験記」。今回は文学部の江森さんが、国家公務員総合職試験の合格体験を紹介してくれます!
中学・高校時代は吹奏楽部でサックスを演奏していました。大学では、子どもの居場所づくりのためのボランティア活動に参加しています。
合格した試験 | 国家公務員総合職試験 |
行政研究所所属期間 | 大学1年次~大学4年次 |
行政研究所で学ぶことを決めた理由は?
勉強のみならず、面接対策などさまざまなサポートを受けられるからです。面接対策では、熟練の講師の皆さまから忌憚ないご指導を十分にいただくことができます。このおかげで自信を持って面接に挑むことができました。
また、OB・OGの先輩方とも気軽に連絡を取ることができることも魅力的でした。先輩方からは、面接に関してご指導をいただくだけでなく、実際の業務や職場の人間関係について、業務説明会では伝わらない生の雰囲気を教えていただくことができます。先輩方とお話をすることで、自分が国家機関で働くというイメージを具体的につかむことができました。
大学3年次から国家総合職向けの授業が対面で始まり、勉強に本腰を入れるようになりました。
行政研究所での学びはいかがでしたか?
友人と質問し合うことや、一緒に息抜きをすることは、大きな支えになりました。勉強に関わらないことでも、就職に関する漠然とした不安を話し合うこともありました。コロナ禍に大学に入学し、なかなか友人もできない中で、行政研究所を通じて友人を作ることができました。試験が終わった今でも、気楽に話すことができる良い関係が続いています。
おすすめの勉強方法
一つ目は、一日の大まかなスケジュールを立てることです。集中しやすい午前中に、新しい知識を入れるようにしていました。集中が続かない午後は、経済学の復習や数的処理など、5分単位で区切りの付く勉強をするようにしていました。計画を立てることで、「おろそかになっている科目があるのではないか」という漠然とした不安はなくなりました。
二つ目は、友人と同じ部屋で勉強することです。行政研究所には驚くほど勉強熱心な仲間がたくさんいます。自分よりもはるかに努力している仲間がいたので、モチベーションを保つことができました。

苦手な部分はどう克服したか
憲法の勉強が苦手だったのですが、通学中の電車内で必ず勉強すると決めて、プリントを手に持った状態で家を出ていました。短い通学の時間だけでも触れ続けることで、徐々に定着していきました。
また、分からない問題は積極的に先生や友人に相談しました。問題を丸投げするのではなく、自分がどこまで分かっていて、どこが分からないのかを整理して伝えるように心掛けました。疑問を解消するだけでなく、自分の理解を整理する思考力や分析力を高めることにつながりました。
集中力が切れた時の対処法や、モチベーション維持の方法は?
集中力が切れた時には、無理をせずに休憩していました。集中力が切れた状態で勉強しても身に付かないからです。休憩の後には、気分を変えるために違う科目を勉強したり、場所を変えたりしていました。
分からなかった問題に印をつけておくこともお勧めです。「ここでつまずいた」「手も足も出ない」など、コメントと日付を入れていました。解き直しの時にコメントを見ると、分からなかった時に比べて自分が確実に成長していることが実感でき、モチベーションを保てます。公務員試験は模擬試験も少なく、他人と比較してもあまり意味がないので、常に過去の自分と比べていました。

おすすめの教材・お役立ちグッズ
【教材】『国家総合職 過去問500』(公務員試験 合格の500シリーズ・実務教育出版)
【グッズ】音の出ないタイマー
これから国家公務員総合職試験を受ける明大生へのメッセージ
公務員試験は難関だと思われがちですが、実際はそのようなことはありません。必要な勉強をすれば十分合格できる試験です。勉強だけでなく、サークルやアルバイト、ボランティア活動など学生時代にしかできないことを精いっぱい楽しむことも学生の本分です。頑張ってください!
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