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受験体験記
2023.01.04

小論文を独学で対策し文章の組み立て方を習得(情コミ学部・齊藤めぐみさん)

情コミ受験編入学試験
受験体験を紹介してくれた方齊藤めぐみさん(情報コミュニケーション学部3年)

前大学では教育学を専攻していました。コロナ禍を機に筋トレを始めてから、今でもほそぼそと続けています。

出身高校 私立東洋高等学校卒業
入試制度 編入学試験(2年次募集)で合格 大学2年次の10月ごろに受験を決意!
受験科目 【筆記試験】英語・小論文
【筆記試験の合格者のみ】面接・プレゼンテーション
得意科目 現代文
苦手科目 英語、日本史

私が明治大学情報コミュニケーション学部を目指した理由

学校現場の労働環境の改善について考える中、組織運営や人間の行動、労働力を資源と捉え、社会全体にどのように分配することが望ましいのかということに興味を持ちました。

上記のテーマで卒業論文を書くためにGoogle Scholarで先行研究などを探していた際、偶然に、明治大学情報コミュニケーション学部の教授の論文を読んだことがきっかけで、「この先生の元で学びたい!」と強く思い、編入学試験を目指しました。

受験を迎えるまで

大学1年次

必修科目が多かったので、それらをしっかりと学び、高評価を得るように心掛けていました。また、学部の特色としてプレゼンテーションを行う機会に恵まれていたので、分かりやすく伝える力を身に付けられるよう真剣に取り組んでいました。

大学2年次の春学期

新型コロナウイルス感染症が流行し、全ての授業がオンラインになったことで時間に余裕が生まれ、大学で学びたいことは何かをじっくりと考えるようになりました。その結果、「教育学以外にもさまざまなことを学びたい」と考えるようになり、編入学を決意しました。

大学2年次の秋学期

大学の授業の合間に、英語を基礎から学び直しました。1週間のお試しの学習サービスの利用や、大学の英語の教授に英文和訳の添削を依頼していました。普段から真面目に授業を受けていた姿勢を評価していただいた上、指導にも付き合ってくださった先生方には本当に感謝しています。

大学2年次の秋学期以降

人生で一度も経験のない小論文を独学で対策しなければならなかったので、大学の図書館で文章の書き方を学びながら、手探りで書くことに慣れていきました。また、この時期から入学金と受験費用を捻出するためにアルバイトを始めたので、電車での行き帰りにスマートフォンで小論文を書き、短時間でネタを引き出す訓練をしていました。

入試直前

1日最低6時間の勉強を徹底し、アルバイトや大学の試験勉強など受験勉強以外のことも集中して行い、限られた時間の中でしか受験勉強ができないという状況に自分自身を追い込みました。怠け者気質なので、このプレッシャーのおかげで集中力を保つことができた気がしています。

おすすめの勉強方法

小論文

大学の図書館で『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)、『「考える」ための小論文』(ちくま新書)を読み、文章の組み立て方を習得しました。その後は形式が似ていた他大学の小論文の過去問6年分を3回解き、「要約する力」「自分自身の意見の軸」「課題文に適した体験」を引き出す訓練をしました。

英語

英単語のストックは多かったのですが長文読解が苦手だったため、英文解釈や和訳の練習をメインに行いました。読んだ英文を「自分自身が理解できる自然な表現(和訳)」に直す訓練をして、内容が理解できるように取り組みました。

おすすめの教材・グッズ

【教材】『英文読解の透視図』(研究社)

【グッズ】Googleドキュメント(アプリケーション)

【使用した参考書一例】
英語は、以下の順に問題集を解き進めました。

  • 『大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 英文解釈の技術100』3周
  • 『ポレポレ英文読解プロセス50』5周
  • 『英文読解の透視図』5周
  • 『合格へ導く英語長文Rise 読解演習3.標準~難関編』苦手分野のみ3周、他2周

 

『英文読解の透視図』は5回解きました!

受験勉強を頑張って良かった、明治大学に入学して良かったと思ったことは?

勉強に対する姿勢や、自分で確立した方法に、良い意味で自信を持っている人が多い印象です。そのような人たちに囲まれて学ぶことで、さらに頑張ろうと刺激を受けています。ここまで真剣に勉強に取り組んだことは初めての経験でした。今は、つかみ取った恵まれた環境をかみしめています。

公認サークルのマーケティング研究会に所属して、出場したビジネスコンテストで表彰された日。
学部は違えど協働して成し遂げた経験は今でも自信になっています

明治大学を目指す高校生・受験生にメッセージ

正直、編入学試験に合格するためだけの勉強では、合格することは難しいと考えています。

前大学では、何となく受験して合格した学部ではありましたが、せっかくの機会なので教育学について真面目に勉強をしていました。そのため、教育学と他の社会問題との関連性に気が付くことができました。編入学試験の当日も、小論文の題材に専攻するテーマが出題されたことで、救われました。

「今学んでいることが、将来役に立つのか」という視点だけではなく、「世の中とどんな関わりがあるのか」「現代社会と重ねて考えられる共通項は何か」を考えていけば、どこかのタイミングで自分の力になってくれます。「試験のため」ではなく「自分の人生を豊かにするため」と捉えて、まずは目の前の勉強に真剣に取り組んでください。

数少ない対面授業で仲良くなった4人組。おのおのが大学の勉強はもちろんのこと、高い目標を掲げて頑張る姿に気持ちを鼓舞されています
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