
学生プロジェクト(オープンキャンパスを運営する団体)に所属している農学部の2年次です。オープンキャンパスでは、ツアーの担当をしています。
出身高校 | 千葉県立君津高等学校卒業 |
入試制度 | 学部別入学試験で合格 高校3年生の11月ごろに受験を決意! |
受験科目 | 英語、国語、生物 |
得意科目 | 英語 |
苦手科目 | 理系科目 |
私が明治大学を目指した理由
私にとって憧れの存在だった明治大学を、「憧れだけで終わらせない!」と受験することに決めました。元々文系志望だったので、入試科目に国語があることも大きな理由の一つでした。また、明治大学は就職に力を入れている大学として有名で、私が入社を目指している企業の採用実績に、ほぼ毎年明治大学の名前があったので、就職の点でも魅力を感じました。
私が農学部を受験した理由
将来、好きなアイスクリームメーカーの商品開発部に就職したいと考えており、食品について学べる農学部で、その中でも味や食感を研究テーマとする先生がいらっしゃる農芸化学科を選びました。
受験を迎えるまで
高校2年生
定期テストの勉強を淡々とこなしていました。理系で受験しましたが、高校では英語コースに在籍していたため、「大学では第三言語に挑戦したい」などと現在とは全く違う進路を希望していました。
高校3年生の1学期
国立大学の文学部を一般選抜入試で受験するか、私立大学の外国語学部に総合型選抜入試の指定校推薦で進学するかを迷っていました。書道部に所属しており、6月の文化祭でのパフォーマンスをもって引退することが決まっていたので、この頃は部活動のことで頭がいっぱいでした。
高校3年生の夏休み
担任の先生に、「好きなアイスクリームメーカーで商品開発をしたい」と軽い気持ちで言ったところ、食品分野に就職しやすい農学部を教えてくださいました。ぼんやりとしていた夢への道が具体的に想像できたことで、このタイミングで志望進路を文系から理系に変更する決意をしました。受験は総合型選抜入試も考えましたが、7月下旬だったため準備期間が足りないと判断し、覚悟を決めて本気で頑張ろうと一般選抜入試で受験することに決めました。
私は高校が大好きだったので、夏休み中も毎日学校の教室で勉強していました。早起きできて誘惑も少なかったため、勉強に集中することができました。また、在籍していた英語コースは生物のカリキュラムがなかったので独学でしたが、理解できない問題をすぐに先生に質問することができて良かったです。
急に理転と一般選抜入試での受験を決めたので、「推薦入試で早い時期に受験を終えた後、高校卒業までの時間でやろう」と思っていたことができなくなったり、親や担任の先生を不安にさせてしまったりしました。また、妹の高校受験とも重なっていたので、親にはいろいろな面で負担をかけてしまいました。当初の予定が全て受験勉強に変わりましたが、これほどまでに一生懸命勉強する経験は初めてだったので、少し楽しんでいる部分もありました。
入試直前
1月半ばで高校の授業は終わりましたが、その後も引き続き学校へ通って勉強していました。この頃は、多い日で一日14時間程度勉強していました。生物は、ギリギリ12月頃に仕上げることができました。
私のクラスは毎日にぎやかで明るく、心の支えでした。クラスメートから応援メッセージが書かれたジュースを差し入れてもらったり、つらくなった時には話したりしたことで、精神面で本当に助けられました。

おすすめの勉強方法
- その日のノルマ(自分の限界の半分くらい)を決めて、残った時間はその時の状況に合わせて進める
- 問題集はランダムに進める。(最初の方だけ詳しくなってしまわないようにするため)
- 覚えてきたら数回通し、毎回できる問題は勇気を持って直前まで触れない。その分、1問でも多く覚える!
- 苦手な問題の数が少なくなったら、そこだけ書き出して解く、という作業を繰り返す
- 答え合わせは大問1つごとにすると、ノートに書いてもどんな問題で間違えたかが分かりやすい
- ○は付けず×だけを付けると、目立つので進めやすい
- 選択肢の問題は、自分で答えを作ってから見ると先入観がなくなる
おすすめの教材・グッズ
【教材】
『セミナー生物基礎』(第一学習社)
基本→標準→応用と、できるようになったらレベルを上げるようにしていました。基本は7~8割覚えたら、覚えにくい言葉だけを書き出して、次に進みました。
『リードLightノート生物』(数研出版)
まず暗記シートで基礎的な用語を記憶し、ノートに問題を解きました。間違えた問題だけを、3回を目安に繰り返し解き、全部できたら再度通して解きました。
『必携 英単語 LEAP』(数研出版)
暗記シートを使って、数秒で次の単語に進むという覚え方をしました。ある程度できるようになったら細い付箋を付け、週末に再確認し、すぐに意味が分かる単語の付箋を剥がしました。和訳をして意味が分かるというより、英単語そのままで理解できるようにすると、長文が早く読めるのでお勧めです。受ける分野(農、食、生物)の単語は、これとは別で覚えました。
『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)
問題数が多く項目ごとに分かれていたので、『大学入試シリーズ』(赤本)の「傾向と対策」を見て入試に出やすい順で覚えていきました。豆知識などとセットで覚えると忘れにくかったです。
『英文法・語法問題800』(いいずな書店)
4択の問題集だったため、正解した問題でも解答の解説を読み、その答えになる理由を理解するようにしました。英文は、意味の固まりごとに区切って読むチャンク読みをすると、読むスピードが上がります。
国語のプリント
文章題を解く手順は、以下の通りです。①リード文の対応箇所を書き込む(「資料IIは資料Iのまとめである」など)②設問を読む(先入観が入りやすいので選択肢は見ない)③本文を読む(キーワード・ディスコースマーカー(接続詞など)・指示語に注目する/段落ごとに一言の簡単な要約をする/資料があれば書き込む)④解答する(選択肢があっても先に自分で答えを決める/断定や言い過ぎな選択肢は間違いであることが多い/答えは本文にあるので根拠をはっきりさせる)

【グッズ】細い付箋、マグネットクリップ(分厚くても見たいページで留められる、地味だけど助かる必需品でした!)

苦手科目の対策方法は?
私の場合、生物は0からのスタートだったので、毎日少しでも触れるように心掛けていました。どの科目にも共通して言えますが、毎日触れていれば考え方のセンスが身に付いてきます。計算問題は苦手でしたが、「今、私、理系してる!かっこいい!」と自分に言い聞かせることで、モチベーションを維持していました。
受験勉強を頑張って良かった、明治大学に入学して良かったと思ったことは?
受験生時代、私がこれまでの人生の中で頑張ってきたことは何かと考えた時、「今まで必死になって大きな壁に立ち向かった経験がない」ということが潜在意識的にコンプレックスだったことに気付き、これが受験勉強を乗り切る原動力になりました。今は「頑張ったことは受験だ」と自信を持って言えます。受験を乗り越えたことで、「今やる」という癖が付いたり、苦手なことに挑戦するハードルが低く感じたり、大変なことがあっても受験勉強を思い出せば気が楽になったりと、今の自信につながりました。
明治大学は、学生、授業、就職、どの面においても質が良いです。特に友人はレベルが高い人ばかりで、優しくて、努力家で、個性豊かで、お互いに高めあえる存在です。時々、こんなに恵まれていて良いのかと不安になります(笑)。授業のレベルも高く、先生方も有名で優秀な方ばかりなので、ついて行くのが大変な時もありますが、確実に力が身に付きます。明治大学に入学できて本当に良かったと、心から思っています。

明治大学を目指す高校生・受験生にメッセージ
完璧にこだわりすぎないこと、多少楽観的に考えること、自分の機嫌を取ること、楽しむこと。そして人間万事塞翁が馬。こう考えて受験生活を過ごしていました。合格の報告をした時に私よりも喜んでくれた周りの人たちの反応は、想像以上にうれしいものでした。
私が合格できたのは、無条件に応援してくれた家族、つらい時も励ましてくれた友人、お忙しい中付きっきりで教えてくださった先生方のおかげです。今、楽しく大学生活を送ることができているのも、大学生活を応援してくれている地元の家族や友人、先生方、新しく大学でできた大切な友人たちのおかげです。本当に感謝しています。受験生の皆さん、ぜひ、周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに過ごしてください!
勉強、遊び、アルバイト、かけがえのない一生ものの友人たちとの大学生活は、高校までとはまた違った楽しさがあり、自由で充実しています。受験は、最後まで諦めなかった人が勝利をつかみます。頑張っている受験生の皆さんを、心から応援しています!

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