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ようこそ研究室へ
2017.11.16

【文学部文学科文芸メディア専攻】伊藤氏貴ゼミナール「〈読み〉を深める」

明大生が、所属するを紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は学部の新山さんが、伊藤氏貴ゼミナールを紹介してくれます!

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ゼミ概要紹介

本ゼミは、広義での〈読む〉ということの意味について考えることを主旨としています。具体的には、それぞれが選んだ題材について新しくかつ深い〈読み〉を発表し、その後受講者全員で討論をします。

伊藤ゼミではこんなことを学んでいます!

本ゼミでは、受講者がそれぞれ好きな作品を題材として選ぶことができます。テーマも各自で決め、関連した文献に当たることで読みを深めていき、それをレジュメにまとめて内で発表をします。発表後はほかの受講者の意見や質問に答え、討論し、最後には伊藤先生からコメントをもらいます。 取り扱われる作品については全員が発表日までに当たっておく必要があり大変ですが、自分だけでは見つけられなかったような作品やその〈読み〉に出会うことのできる良い機会でもあります。

アピールポイント

なんといっても、題材に扱える作品の自由度が高いところが本ゼミの魅力です。小説や映画はもちろん、漫画、アニメでも発表をすることができます。落語や歌詞で発表した受講者もいました。先生との相談は必要ですが、言葉を扱ったものであれば大丈夫です。 自分の好きな作品の研究ということで皆モチベーションは高く、それと同時に内容の深いものを要求されます。発表後の討論はしばしば白熱します。

kenkyu36_2授業の雰囲気

ゼミの雰囲気

人数が多く、賑やかです。発表の週が近づくと皆焦りだし、ギリギリまでレジュメの手直しをしています。作品に愛着があるからこそ手は抜けません。そして発表後には大きな達成感があります。 また、授業が始まる前にはその回で取り扱われる作品についてよく話しています。共通の作品に触れ、さまざまな感想を持った仲間が居るというのはとても素敵なことです。

先生の紹介

伊藤先生は、言うことははっきり言う先生です。発表後は、時に厳しいコメントをすることもあります。しかし基本的には穏やかで、その作品についての新しい見方や関連知識を分かりやすく教えてくれます。服装はいつも個性的でおしゃれです。

私はこんな理由でゼミを選びました!

文芸メディア専攻の演習授業(ゼミ)には近代文学、源氏物語、メディア系などの専門分野を持った先生がいて、その中でも伊藤先生は幅広い分野のものを見てくれます。私は小説研究をしたかったので、本ゼミを選びました。入ってみると、特に大きな制約も無く自由に研究できる、とても快適なゼミでした。

伊藤ゼミあれこれ

男女比・人数

男性6人:女性17人=23人

OB・OGの主な進路先

新聞社、ゲーム会社、公務員など

伊藤ゼミの名物ゼミ生、OB・OG

片瀬チヲル(小説家)、内海瀬戸(漫画家)

研究室の秘密道具・グッズ

小林秀雄(批評家)が使っていた椅子

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ゼミの情報を紹介してくれた方新山菜摘さん(文学部3年)

kenkyu36_7 紹介者(写真左)と伊藤先生

私の研究テーマ
「坂口安吾『桜の森の満開の下』」
作品のテーマとなっている「孤独」というキーワードについて、孤独と桜との関連性、小説の舞台となっている場所の問題などさまざまな観点から読み、また坂口安吾の評論などを傍証として取り上げながら考察しています。絶対的正解の無い中でどこまで根拠を取り上げ、伝わるように整理して発表できるか。考えすぎて何が言いたいのか分からなくなる時もありますが、それも含めて面白いです。

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