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ようこそ研究室へ
2024.12.11

最新の映像・画像処理技術を用いて映像体験の質の向上を目指す|総合数理学部・鹿喰善明研究室

総合数理学部教員学生ゼミ・研究室数理・データサイエンス・AI

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は総合数理学部の潮田さんが、鹿喰善明研究室を紹介してくれます!

ゼミ集合写真

研究室概要紹介

鹿喰研究室では、映像・画像処理に関する研究を行っています。映像から情報を抽出し、効率的に伝送・保存する技術や、映像の生成・加工・表示技術、さらに映像のもたらす心理効果を追求しています。

4Kや8Kの超高解像度化、広色域化(※1)、HDR(High Dynamic Range)化(※2)や、人口を上回るカメラの普及、スマートフォンの高度なセンサー技術の搭載、深層学習(AI)技術の発展により、映像環境が劇的に変化しています。これらを踏まえた上で、映像を見たときに個人が感じる印象などの多様性も考慮し、映像体験の質(QoE: Quality of Experience)の向上を目指しています。

※1 広色域化:表現できる色の範囲を従来より広げること
※2 HDR化:表現できる明るさの範囲を従来のSDR(Standard Dynamic Range)より広げること

視線計測装置を使った実験の様子視線計測装置を使った実験の様子

鹿喰研究室ではこんなことを学んでいます!

2年次には、映像・画像処理の基礎知識を学び、実習活動を通じて実践的なスキルを身に付けます。3年次前期は、基礎概念や用語に慣れるために、実習や輪講を行います。3年次後期以降は、各自が研究テーマを選び、週1回のゼミで進捗状況を発表し、先生とゼミ生でディスカッションを行います。他のゼミ生の発表を聞き、お互いに議論を交わすことで新たな発見があるので、自分の研究をさらに深めることができます。

ゼミでの進捗発表の様子ゼミでの進捗発表の様子

アピールポイント

映像・画像の最新技術を使った研究に取り組むことで、最先端の知識とスキルを習得できます。テーマがまだ決まっていない場合でも、先生との話し合いを通じて自分に合った研究テーマを見つけることができます。そのほか、毎年「NHK放送技術研究所」の一般公開(技研公開)を訪れ、最新の研究成果や技術に直接触れることができます。

技研公開2023を訪れた際の集合写真技研公開2023を訪れた際の集合写真

研究室の雰囲気

研究室内は落ち着いた雰囲気で、集中して自分の研究に取り組むことができます。日頃の研究室内の整備はもちろん、オープンキャンパスや合宿の企画・進行もゼミ生が主体となって行っています。そのため、学生同士のコミュニケーションが盛んで、お互いに協力し合う関係を築きやすいのが特徴です。

先生の紹介

鹿喰善明先生

鹿喰先生は、学生思いのとても優しい先生です。しっかりと時間をかけてゼミ生の研究の相談に乗り、サポートしてくださいます。いつでも学生のことを気にかけてくださっているので、研究をしていて分からないことが生じた際は、気軽に相談することができます。

私はこんな理由で研究室を選びました!

私は、映像・画像処理やCGの分野に興味がありました。研究室選びの際にこれらの分野に強い研究室を見て回り、先生が優しく、雰囲気が良いと感じた鹿喰研究室を選びました。特に決め手となったのは、1年次の春学期に履修した「先端メディアサイエンス概論」での鹿喰先生の講義でした。鹿喰先生の超高精細映像(4K・8K)に関する話が面白かったため、「鹿喰研究室に入りたい」と思いました。

鹿喰研究室あれこれ

人数

21人(2年次:7人、3年次:7人、4年次:6人、大学院生:1人)

OB・OGの主な進路

日本電気株式会社(NEC)、株式会社テレビ東京、TOPPANホールディングス株式会社、株式会社日テレ・テクニカル・リソーシズ(NiTRo)、チームラボ株式会社、株式会社テレビ新広島など

研究室の秘密道具・グッズ

12Kカメラ(解像度はなんと12288×6480pxです!)、8Kテレビ(超高精細です!)

12Kのカメラ12Kのカメラ
研究室の情報を紹介してくれた方潮田駿さん(総合数理学部4年・明治大学付属中野高等学校卒)

先生と紹介者の写真 紹介者(写真右)と鹿喰先生

私の研究テーマ
「有効視野と誘導視野における解像度の差別化:視聴体験とデータ効率の向上へのアプローチ」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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