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ようこそ研究室へ
2025.02.07

水中や陸上など幅広い分野からロボットの知能を創出する|理工学研究科・松田匠未研究室

理工学部大学院教員学生ゼミ・研究室数理・データサイエンス・AI

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学研究科 情報科学専攻の細井裕貴さんが、松田匠未研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

松田匠未研究室(知能ロボットシステム研究室)は、ロボットの自律行動を支えるナビゲーション技術をはじめ、複数ロボットの協調、ロボットが取得したデータの処理など、自動システムを実現するための情報処理技術を全般的に研究しています。ロボットは、身近な家庭環境から人が到達できない未知の海中や宇宙まで、さまざまなフィールドに適用が進んでいます。当研究室では、このような幅広い環境を対象に固有の課題や共通する課題を解決するシステムの開発に取り組んでいます。

水中ロボットコンベンション in JAMSTEC 2024水中ロボットコンベンション in JAMSTEC 2024での様子

松田研究室ではこんなことを学んでいます!

研究室に配属された3年次は、確率ロボティクス(予測が難しい事象から引き起こされる不確かさに確率・統計を駆使して対処する方法)とDeep Learningについて学習し、輪講します。4年次からは論文を調査し、各自研究テーマを決定します。研究テーマは、輪講の内容と関係なくても問題ありません。VRマッピングや画像認識を利用した車間制御、音響通信によるフォーメーション制御など幅広い研究が行なわれています。

陸上ロボット実験をしている際の様子陸上ロボット実験をしている際の様子

アピールポイント

研究の幅が広く、自由にテーマを決めることができます。また、決めた研究テーマについて先生がしっかり見てくださるので、不安なく研究を進めることができます。「知能ロボットシステム研究室」という研究室名なので、「機械に強くないと難しいのかな?」と思うかもしれませんが、当研究室では主にロボットの知能の部分を対象に研究しているので、ロボットを触ったことがなくても大丈夫です。

大島裏砂漠でフィールド実験を行った際の一枚大島裏砂漠でフィールド実験を行った際の一枚

研究室の雰囲気

知能ロボットシステム研究室は今年で3年目の研究室となっており、メンバー全員で研究室を作り上げています。学年を超えた交流も盛んです。松田先生は研究以外の雑談もたくさんしてくださるので、和気あいあいとして誰もが参加しやすい雰囲気になっています。各自が自分のペースで研究できている印象です。

研究室の様子研究室の様子

先生の紹介

松田匠未先生

松田先生は主に水中環境を対象に研究されていますが、陸上から宇宙まで自律ロボットについて幅広い知見をお持ちなので、どんな質問にも分かるまで丁寧に教えてくださいます。また、私たちにも対等に議論してくださるので、主体性を持って研究を進めることができます。

私はこんな理由で研究室を選びました!

情報科学科主催の研究室紹介イベントで、先生方から研究室についてご紹介いただく機会がありました。そこで水中ロボットに興味を持ったことが、この研究室を選んだきっかけです。当初はVRにも関心があったため、研究テーマとして扱えるか松田先生に相談したところ、快く了承してくださり具体的な研究テーマを一緒に考えてくださいました。自分の興味を尊重しつつ、研究として成立させるためのアドバイスもいただけたことで、「ここなら自分の力を発揮できる」と感じ、当研究室を選びました。

海域実験の際の水中ロボットの様子海域実験の際の水中ロボットの様子

松田研究室あれこれ

人数

25人

OB・OGの主な進路

IT系企業、電機メーカーなど

研究室の秘密道具・グッズ

電子黒板、水槽・水中ロボット、陸上ロボット(屋内用、屋外用)、VRグラス

研究室の情報を紹介してくれた方細井裕貴さん(理工学研究科 情報科学専攻1年・鎌倉学園高等学校卒)

プロフィール写真 紹介者(写真左)と松田先生

私の研究テーマ
「水中環境における頑健なVisual SLAMシステムの研究」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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