ゼミ概要紹介
当研究室では相澤守教授の指導の下、「高度医療・福祉を指向するハイパフォーマンスバイオマテリアルの開発」を進めています。特に、歯や骨の主成分であるアパタイトなどのリン酸カルシウムを研究の対象としています。これらの素材をもとに新規な材料を合成し、最終的に医療用デバイスとして応用することで、生活の質、すなわちQuality of Life (QOL)の向上を目標としています。
相澤ゼミではこんなことを学んでいます!
当研究室では、骨折や骨粗しょう症などの骨疾患患者のQOLを上げるべく、新規の骨補填材の開発に取り組んでいます。さらに、組織工学の考えのもと、開発した材料の細胞・動物実験も行なっています。その結果、これまでに新たな材料の創製に成功し、臨床応用に向けて研究を進めています。 ここでは研究者として大切な、新規の材料の開発と評価を自分自身で行っていく力、そして自身の研究の強みをプレゼンテーションする力の2つを学ぶことができます。
アピールポイント
何といっても研究室メンバーの多さです。配属される人の多くが修士課程に進むので、新しく配属される4年生は先輩たちの手厚い指導を受けられます。もちろん就職活動をする場合にも、それに応じた実験プランを一緒に考えてくれます。また、博士後期課程(ドクター・コース)の先輩も多いので、困ったことがあったらすぐに聞ける環境が整っています。そして、他の研究室より所有する実験機器が格段に多く、機械がないから実験ができないといったことがほとんどどないのもこの研究室のアピールポイントです。

ゼミの雰囲気
相澤研は、応用化学科の中で最も人が多い研究室です。実験室にはたくさんの人がいて、常に誰かが実験をしています。分からないことや困ったことがあれば、すぐに相談できる環境です。春にはお花見、夏にはゼミ合宿など、さまざまな行事で盛り上がります。研究室対抗のソフトボール大会には積極的に参加し、去年は優勝まで果たしました。やるべき時にはやり、遊ぶべき時には遊ぶ、そんな研究室です。

先生の紹介
相澤先生は、学生の立場になって物事を考えてくれる方です。学科長という忙しい立場にありながら、実験の相談にいつも乗ってくれます。他にも学生と一緒に食事やテニスをしたりと、とても親しみやすい、笑顔の素敵な先生です!好きなものはガンダム、JOJO、テニス、そしてお酒!

私はこんな理由でゼミを選びました!
自分にとって最も身近な要素である、生体に関する研究がしたいと思っていたので、学部二年生の時、思い切って相澤先生の研究室を訪問し、研究に関するさまざまな話を詳しく聞かせてもらいました。当時応用化学科で生体に関する研究をしている研究室は相澤研だけでした。その後、研究室の中を案内してもらい、実験に励む先輩を見たり、実際に研究室で作製した材料を目の当たりにしたことによって、自分が相澤研で研究している姿を思い描くことができ、「ここに来たい!」という気持ちが大きくなりました。

相澤ゼミあれこれ
男女比・人数
男性17人:女性11人=28人
OB・OGの主な進路先
オリンパステルモバイオマテリアル、TDK、YKK、ジーシー、HOYA、柳屋商店など
研究室の秘密道具・グッズ
電子レンジ:お昼ご飯を温めるための必須家電! クリーンベンチ:細胞(セル)を扱う専用の部屋。衛生には特に敏感です。通称「セル部屋」と呼ばれています 炊飯器:去年から登場した炊飯器、いつの間にか使われています。

名物OB・OG
ポスドクの永田さん:BMI 16 の高身長!鋭い着眼点を持つ研究室の裏のボスです。囲碁がとっても強くて昔県大会で優勝したとか……。 森さん:黒縁メガネが本体、面白いダンスを披露してくれるOBです。
紹介者(写真左)と相澤先生
「生体吸収性ポリマー粒子を添加した多孔質キレート硬化型β-リン酸三カルシウムセメントの作製とその材料特性」
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