
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学研究科 機械工学専攻の関口さんが、亀谷幸憲研究室を紹介してくれます!
研究室概要紹介
流体力学・工学を基礎とし、「形状最適化」「血管網」「流体制御」「環境災害」の4グループに分かれ、数値解析、実験実証、機械学習などを用いて研究を行っています。例えば、環境災害グループでは、年間多く発生している屋内での火災を想定し、熱やガスの流れ場予測、火元予測、探索経路最適化などについて、分担して研究しています。数値解析や機械学習によって得られた結果が適切かどうか、3Dプリンターなどを利用して実験する学生もいます。

亀谷研究室ではこんなことを学んでいます!
研究室へ配属されてすぐの学部3年次では、「流体力学(工学)」の基礎知識を教科書などで学習し、輪講会を通じて議論します。また、簡単なシミュレーションを行う練習をし、流体に関する理解を深めていきます。学部4年次では、引き続き基礎知識の学習を行いながら、各研究分野の専門性を高めるために、それぞれが論文調査を行い先生やメンバーと議論し合っています。
大学院博士前期課程では、学部での卒業論文で得られた新たな課題の解決をテーマとしたり、別の観点から異なるテーマを探ったりと、多種多様な研究を行っています。

アピールポイント
研究に必要な材料を調達しやすい環境が整っており、スムーズに研究を進めることができます。他大学の研究室との交流も年に4回あり、それ以外にも、先生が必要に応じてオンラインも含めた交流の機会を設定してくださいます。また、自由に使えるコンピューターサーバーや3Dプリンター、大きなホワイトボードとソファのある、いつでもくつろげるスペースなど、設備面も魅力の一つです。
研究室の雰囲気
親身になってご指導くださる優しい先生を中心に、みんな仲が良く和気あいあいと過ごしています。昼休みには、研究室内で一緒に食事をしながら談笑しています。週に各1回あるグループミーティングと進捗報告会以外にコアタイムはないため、各自が自由にスケジュールを組み立てて活動しています。

先生の紹介
亀谷幸憲先生
豊富な知識をお持ちで、どのような質問にも非常に分かりやすく答えてくださり、さらに私たちの理解度に合わせていろいろなことを教えてくださいます。学生からの人望が厚く、また、話しかけやすい雰囲気のある親しみやすい先生です。
私はこんな理由で研究室を選びました!
「四力学」の一つである流体力学は、基盤となる運動方程式の中に未解決問題に含まれるものがあるなど、難しく感じることも多い分野です。しかし、例えば空気や水のような日常的に身近なものも流体であり、そんな身近なものが工学的にどのように利用され役立っているのか、自らが手を動かすことで深く知ってみたいと思い、この分野を研究することを決めました。その中でも、流体と触れる固体表面の伝熱について、数学的な解析の面から研究できる、この研究室を選びました。
亀谷研究室あれこれ
人数
21人
研究室の秘密道具・グッズ
PIV(粒子画像流速測定法)装置、3Dプリンター(光造形、熱硬化の2種)、風洞、CPUサーバー、GPUサーバー、PC複数台(モニター含む)、コピー機数台、エスプレッソマシン、冷蔵庫、製氷機、炊飯器、ケトル
紹介者(写真右)と亀谷先生
私の研究テーマ
「高Re数乱流熱対流場における伝熱面形状最適化アルゴリズムの開発」
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