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ようこそ研究室へ
2025.04.23

東アジア諸国の農業や経済を比較し、持続可能な農業の姿を模索する|農学部・暁剛ゼミ

農学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の田口さんが、暁剛ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ生集合写真

ゼミ概要紹介

暁剛ゼミ(国際農業経済論研究室)は、農業経済論を基礎学問として、日本(耕畜連携)・中国(内モンゴル自治区の「半農半牧畜業」)・モンゴル国(農牧業)における農耕と牧畜の組み合わせについて比較検討を行い、環境と経済が両立する持続可能な農業の姿を模索しています。また、日本における「移民」を取り上げ、「日本社会は移民とどう向き合っていくのか」「労働力不足が課題となってきている日本の農業は、将来どうあるべきか」についても考察しています。

暁ゼミではこんなことを学んでいます!

日本は現在、カロリーベース(※1)で約60%の食料を輸入しています。これは、日本の食料や農業を取り巻く環境に大きな影響を与えています。暁ゼミでは、主に東アジア諸国の「経済」「政策」「国民生活」「農業」に関する文献を輪読し、毎週のゼミで割り当てられた担当者がレジュメを作成し、発表します。また、フィールドワーク実習を行い、実際にモンゴル国に一週間滞在して、現地の生活や文化を体験します。

※1 カロリーベース:食料自給率を算出する際の基準を、カロリー(エネルギー量)とすること。生産額を基準とした食料自給率の算出方法もある

JICA(国際協力機構)モンゴル事務所で話を聞いている様子JICA(国際協力機構)モンゴル事務所で話を聞いている様子

アピールポイント

暁ゼミでは、イベントなどの行事を「みんなで協力して行う」ことを大切にしています。メンバーが互いに協力し合い、和気あいあいと楽しみながら活動することで、自由に発言することができ、さまざまな意見が飛び交うとゼミ生全員が考えています。また、フィールドワーク実習でモンゴル国を訪れ、貴重な体験ができることも暁ゼミの魅力の一つです。

モンゴル国立大学「モンゴル・日本センター」を訪問しましたモンゴル国立大学「モンゴル・日本センター」を訪問しました

ゼミの雰囲気

誰かが一人で引っ張っていくのではなく、ゼミ生全員でゼミの雰囲気を作り上げています。ゼミ生同士の仲が非常に良く、のびのびと自由に活動しています。

先生の紹介

暁剛先生

暁剛(XIAO Gang)先生は、中国の内モンゴル自治区出身です。先生によると、「暁剛」という漢字の字面が気に入っているそうです。

私はこんな理由でゼミを選びました!

農学部食料環境政策学科では2年次に「プロジェクトゼミ(※2)」という少人数授業を履修できるのですが、私が履修したプロジェクトゼミの担当が暁先生でした。そのため、暁ゼミの雰囲気を想像することができ、このゼミを選びました。ゼミに入ってから、とても自由に活動できているので、このゼミを選んで良かったです。

※2 プロジェクトゼミ:農学部食料環境政策学科では、毎学年ゼミを履修することができ、2年次に履修できるゼミのこと。3年次からのゼミ活動に備えるものとして位置付けられている

神奈川県綾瀬市でサツマイモを掘りました神奈川県綾瀬市でサツマイモを掘りました

暁ゼミあれこれ

人数

3年次:11人、4年次:4人

OB・OGの主な進路

スポーツ用品店、学習塾、公認会計士、JRA日本中央競馬会など

研究室の秘密道具・グッズ

グリル鍋、電気鍋

ゼミの情報を紹介してくれた方田口大祐さん(農学部4年・東京都市大学等々力高等学校卒)

紹介者(写真右)と暁先生

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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