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ようこそ研究室へ
2025.02.14

化学実験と数理解析で現象の普遍的なメカニズムを明らかにする|先端数理科学研究科・末松信彦研究室

総合数理学部教員学生ゼミ・研究室数理・データサイエンス・AI

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は先端数理科学研究科 現象数理学専攻の大西さんが、末松信彦研究室を紹介してくれます!

集合写真

研究室概要紹介

私たちの体が非常に複雑なメカニズムで動いているように、この世界には複雑な現象が無数に存在しています。末松研究室では、このような現象に対し、より単純な物質を用いたミニチュア再現実験を行ったり、数理的なアプローチを行ったりすることにより、現象の普遍的なメカニズムを明らかにする研究を行っています。

実験の様子化学実験の様子

末松研究室ではこんなことを学んでいます!

週1回の全体ゼミと、少人数のグループに分かれた進捗報告会を行っています。全体ゼミでは、「力学系」という分野の教科書を用いて輪読を行い、数理的な解析をするための基礎知識を身に付けています。進捗報告会では、分野の近い研究テーマを持つ学部生と大学院生がグループになって、それぞれの研究の進捗を報告し、活発に議論しています。現在は4つのグループがあり、分野ごとに「自己駆動」「パターン形成」「流体」「複雑系」に分かれています。

全体ゼミの様子全体ゼミの様子

アピールポイント

総合数理学部というとプログラミングや数理解析などのイメージがあると思いますが、末松研究室には実験室があり、おのおのが化学実験を行っています。実験は、研究分野が近い学生同士で一緒に行ったり、大学院生がアドバイスをしたりして進めています。また、全体ゼミも学部3年生から大学院生までの全員で行うため、研究室内での交流が多く、親睦が深まります。時には、研究室を超えて、他ゼミ、他学部、他大学と合同で研究会を行っています。

合宿での発表の様子合宿での発表の様子

研究室の雰囲気

研究室全体での交流の機会がとても多いため、学部生・大学院生問わず仲が良く、明るい雰囲気です。そのため、実験室やゼミ室での、研究についての相談や日々の雑談などを通して、リラックスして研究を進めることができます。一方で、研究発表に向けては集中して真剣に取り組むなど、めりはりのある研究室です。

国際学会での発表の様子国際学会での発表の様子

また、定期的にイベントを開催しており、スポーツ大会や新3年生の歓迎会、忘年会などがあり、みんなで楽しく過ごしています。

スポーツ大会での一枚スポーツ大会での一枚

先生の紹介

末松信彦先生

末松先生は、数理・化学どちらの知識も豊富にお持ちなので、実験に対しても解析に対してもさまざまなアドバイスをしてくださいます。また、研究だけでなく、進路の相談や雑談などにも気さくに応じてくださる、話しやすく親しみやすい先生です。

私はこんな理由で研究室を選びました!

現象数理学科の中で唯一、化学実験による研究ができるからです。実験という実際に自分で手を動かす研究のスタイルに引かれたため、この研究室を選びました。理想的な実験結果が得られた際は大きな達成感や満足感が得られ、研究の進捗や楽しさが目に見えて分かるという点が、自身の性格に合っていると感じています。

末松研究室あれこれ

人数

22人

OB・OGの主な進路

IT系企業・研究職・大学院進学・教員など

研究室の情報を紹介してくれた方大西悠平さん(先端数理科学研究科 現象数理学専攻 博士前期課程2年・東京都立鷺宮高等学校卒)

紹介者と先生紹介者(写真右)と末松先生

私の研究テーマ
「水酸化アルミニウムの沈殿バンドが形成する時空間パターンの実験・数理的解析」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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