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ようこそ研究室へ
2025.03.03

VRやCG技術を学び、仮想空間でのコミュニケーション方法を追究|総合数理学部・三武裕玄研究室

総合数理学部教員学生ゼミ・研究室数理・データサイエンス・AI

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は総合数理学部の篠原さんと石橋さんが、三武裕玄研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

三武研究室では、主にCGキャラクターやVR(バーチャルリアリティー)に関する研究を行っています。特に、ソーシャルVR上(※1)でコミュニケーションを促進するためのシステムの制作や、新たな表現方法を追究しています。ソーシャルVRが第二の生活の場となり、CGキャラクターがより身近な存在になる未来を目指しています。

※1 ソーシャルVR:他者とのコミュニケーションが可能な仮想空間。ソーシャルVR上では、アバター(仮想空間での自己の分身となるキャラクター)を介して、他者と言葉や身ぶり手ぶりを交えてコミュニケーションを取ることができる

オープンキャンパスでの展示「VR空間と現実をつなぐ窓」の様子

三武研究室ではこんなことを学んでいます!

2年次から3年次の春学期まで、グループワークを通じてVRやCG技術の基礎を学びます。3年次の秋学期からは個人研究が始まり、おのおのが興味のあるテーマについて深く掘り下げていきます。毎週のゼミでは先生と個別に相談する時間が設けられており、進捗状況に応じてアドバイスを受けながら研究を進めることができます。

HMD(ヘッドマウントディスプレー)を装着してVRの研究をしている様子

アピールポイント

三武先生はゼミ生の自発的な活動を非常に尊重してくださる方で、活動内容や研究テーマを比較的自由に選ぶことができます。また、ソーシャルVR上にバーチャル研究室があり、オンライン上でゼミに参加することもできます。研究室には幅広い種類のHMDやトラッキング機材(※2)があり、充実したVR開発環境の中で研究を進めています。

※2 トラッキング機材:動きを感知・追尾するためのセンサーを搭載したデバイス。頭や手、身体などに装着することで、人間の動きとアバターの動きを同期させることができる

VR空間と研究室をつないでゼミを行っている様子

研究室の雰囲気

まだ新しい研究室なので、雰囲気や方向性を自由に作り上げていくことができます。今年度は合宿を行い、ゼミ生間の交流を深めました。また、IVRCメタバース部門(Interverse Virtual Reality Challange、学生向けVRコンテスト)に学年の垣根を越えて参加しており、2年連続で受賞しています。

先生の紹介

三武裕玄先生

インタラクティブな、かわいいCGキャラクターの研究をされています。ゼミでは「jumius先生」としてアバターの姿で登場することもあり、ゼミ生の中でひそかに人気を集めています。

三武先生のアバターであるjumius先生が講義をしている様子

私はこんな理由で研究室を選びました!

篠原さん VTuber(バーチャルYouTuber)が好きでCGキャラクターに関する研究に興味があったため、三武研究室を選びました。新設されたばかりの研究室だったので、自分たちで研究室を作り上げていくことができる点にも魅力を感じました。

石橋さん VR、特にVR環境下でのゲーム体験に強い関心がありました。また、研究室の配属前に複数の先生方と面談を行う中で、自分が研究したいテーマと三武先生の研究方針が最も合致していると感じたため、三武研究室を志望しました。

三武研究室あれこれ

人数

29人(2年次:8人、3年次:8人、4年次:8人、大学院生:5人)

研究室の秘密道具・グッズ

VR関連の機材がたくさんあります!

研究室の情報を紹介してくれた方篠原七海さん(総合数理学部4年・栃木県立宇都宮女子高等学校卒)
石橋優樹さん(総合数理学部4年・東京都立小山台高等学校卒)

写真左から:篠原さん、三武先生、石橋さん

私の研究テーマ
篠原さん「ぎゅっとーく:実世界のぬいぐるみとVR上で会話するシステム」
石橋さん「シングルプレイヤーVRゲームのオンライン共同プレイ体験を実現する映像・身体動作共有環境」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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