
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は経営学部の李さんが、大倉学ゼミナールを紹介してくれます!
ゼミ概要紹介
大倉ゼミは2024年度に32期を迎えた伝統あるゼミです。大倉ゼミでは、会計を中心とした考究を通して多角的な視点を身に付けることを目標としています。財務会計の制度的な側面のみならず、歴史的な変遷や、諸外国の会計制度を幅広く勉強することで、物事のさまざまな見方や考え方を培い、他者の意見を受け入れ、それを学びとすることで自らの考えを養うことができます。
大倉ゼミではこんなことを学んでいます!
大倉ゼミではゼミ生が主体となり意思決定をするので、各年度同じ内容とは限りません。例えば、2024年度の4年生の場合は、以下のような活動を行ってきました。
2年次から3年次の前半にかけて、日本の現在の制度上における「のれん」の取り扱いを、国際基準や米国基準、さらには各国の制度外で検討されている考え方と比較したり、過去の文献をたどって「会計公準」に関する考究を行ったりしました。3年次の後半には「投資ゲーム」と呼ばれる、ゼミ内で数チームに分かれて財務諸表分析を行い、疑似的な投資でその成果を競い合うことをしました。4年次では、これまでに培ったことを基に自らの卒業論文のテーマを決め、先生やゼミの仲間に相談しながら完成させます。
先生の提案やゼミ生の希望による大きなテーマはありますが、その他にも合間や同時並行でたくさんの学びの機会があります。

アピールポイント
大倉ゼミでは、ゼミ生が主体となって活動を行うため、自分たちで興味のあるテーマを決め、先生のサポートをいただきながら勉強をすることで、探究する力を養えます。また、大倉ゼミは、会計を中心としながら経済全体に関する視野を広げる学びを行うため、公認会計士を目指すゼミ生や一般就職を目指すゼミ生、そして会計学科生のみならず経営学科生も在籍している、多様性に富んだ環境です。自分とは異なる道を歩む仲間に囲まれて、毎回新たな気付きに出会えます。
ゼミの雰囲気
一言で言い表すなら「実家のような安心感」でしょう!ゼミが休講の日もなぜか集まってしまうほど仲が良く、大倉先生もまるでみんなのお父さんのようによく世間話をしてくださいます。ゼミ生それぞれがさまざまな進路を目指し活動していますが、そのような中でも、みんなのスケジュールを合わせてイベントを企画したり、先生が参加される地域のイベントに加わったりしています。
9月ごろには先生と一緒に夏合宿・秋合宿に行ったり、冬にはスノーボード合宿を開催したりしていますが、内容は全てゼミ生の裁量で決めています!これらのイベントの参加は任意なので、資格の勉強などゼミ生それぞれの都合に合わせて、自由に参加・不参加を決めることができます。

先生の紹介
大倉学先生
大倉先生は明治大学のご出身で、財務会計のプロフェッショナルです。ゼミの卒業生の進路がさまざまであることから多方面への知識が豊富で、学外諸機関での委員や経営学部長も務められていたので、ゼミ生一人ひとりに合った的確なアドバイスをしてくださいます。多様な経験を積んでこられた大倉先生ならではのお話をたくさんしてくださるので、それもゼミの楽しみの一つになっています。
私はこんな理由でゼミを選びました!
私が大倉ゼミを選んだ理由は、多角的な視点で物事を捉える能力を養うことができるからです。私は当時、公認会計士試験の受験生でしたが、大学で触れた会計に関する視野をより広げ、一人の会計人として社会全体を捉えることができる人間に成長したいと考えました。また、先輩方と先生のアットホームな雰囲気に居心地の良さを感じたため、楽しみながら会計に対して真摯に向き合いたいと思い、志望しました。
大倉ゼミあれこれ
人数
2年次:21人、3年次:22人、4年次:17人
OB・OGの主な進路
EY新日本有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、KPMG有限責任あずさ監査法人、PwC Japan有限責任監査法人、税理士法人および事務所、国税専門官、金融庁、日本銀行、(株)みずほ銀行、日本生命保険相互会社、第一生命保険(株)、アフラック生命保険(株)、(株)プロネクサス、(株)ニップン、コニカミノルタ(株)、大学教員
紹介者(写真左)と大倉先生(2024年度公認会計士試験合格祝賀会にて)
私の研究テーマ
「シュマーレンバッハ動的貸借対照表論の影響」
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