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ようこそ研究室へ
2025.05.20

近代初期の東京を中心に、史料と文献から都市史を学ぶ|文学部・松山恵ゼミ

文学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は文学部の小澤さんが、松山恵ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ生集合写真

ゼミ概要紹介

松山ゼミでは、日本史の中でも「都市史」と呼ばれる都市にフォーカスした分野を学んでいます。3年次の学習内容は、春学期の近代文化史にまつわる基礎文献の講読と、秋学期の史料を用いた演習に大きく分かれています。興味を持った項目や史料についてのプレゼンテーションと、それに対するディスカッションを中心に、日本近代の文化・都市に対する理解を深めるとともに、歴史を研究する上で必要な史料の扱い方を習得すべく学んでいます。

松山ゼミではこんなことを学んでいます!

3年次のゼミでは、主に東京にまつわる史料集『東京市史稿』から、ゼミ生それぞれが扱う史料を選び、見つけた論点を基に発表を行い、その内容についてディスカッションをしています。細かくテーマを決めてからそれに合う史料を探すのではなく、史料集から発見した史料の中から自身でテーマを見いだすことが求められるので、史料との向き合い方や文献のリサーチの方法などが身に付きます。

ゼミの様子ゼミの様子

アピールポイント

近代初期・東京という、一つの時代・空間の多様な側面を、ゼミ生それぞれが持つ多様な視点から掘り下げることができる点です。取り上げる内容は、扱う時代こそ同じですが、交通、寺社、畜産などゼミ生によってさまざまです。どのような内容でも積極的な議論ができるため、史料と文献に始まり、そこから見える論点、歴史像に対する視野を、ゼミ生全員で広げていける環境です。

ゼミの雰囲気

とても穏やかで落ち着きながらも、ディスカッションでは積極的に発言することができる雰囲気があります。全員が史料と発表の内容を深く理解した上で議論が始まるので、さまざまなテーマが扱われることも相まって、毎回のように新たな発見が共有される、刺激的で実りの多いゼミです。

先生の紹介

松山恵先生

松山先生のご専門分野は、近代初頭の東京を主なフィールドとした都市史です。授業では、史料や研究動向に対する幅広い知見から、ゼミ生の報告内容を発展させ、ラディカルな論点を提示してくださいます。

私はこんな理由でゼミを選びました!

日本史の中でも、中心となる中央の政治史ではなく、より民衆の生活に近い地域の歴史を研究したいと思ったからです。1年次の春学期に受講した松山先生の講義で、これまであまり触れることのなかった都市史という分野を知ったことがきっかけで興味を持ちました。卒業論文のテーマとしても、こうした都市の変化や民衆にフォーカスした研究をしたいと考えています。

松山ゼミあれこれ

人数

9人

OB・OGの主な進路

教員(中高)、公務員、銀行、一般企業など

ゼミの情報を紹介してくれた方小澤一樹さん(文学部4年・麻布高等学校卒)

紹介者と先生紹介者(写真右)と松山先生

私の研究テーマ
「浅草公園の形成」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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