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ようこそ研究室へ
2025.07.07

産業用ロボットの課題を解決し、より高精度な加工システムの実現を目指す│理工学研究科・田島真吾研究室

理工学部大学院教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学研究科 機械工学専攻の佐藤さんが、田島真吾研究室を紹介してくれます!

集合写真

研究室概要紹介

田島研究室(先端加工システム研究室)では、主に産業用ロボットを使用した加工に関する研究を行っています。産業用ロボットは、生産現場の自動化や省人化が求められる現代において、とても注目されている技術です。田島研究室では、より高精度な加工システムの実現を目指し、日々研究に取り組んでいます。また、毎週ゼミで研究の進捗報告を行っており、情報共有や議論を活発に行っています。

ゼミの様子ゼミの様子

田島研究室ではこんなことを学んでいます!

産業用ロボットを用いた加工にはさまざまな課題があり、現在、製造業では大型の産業用ロボットを用いることでこれらの課題の解決を図っています。しかし、大型ロボットはコストが高く、中小企業が導入するには高いハードルがあります。そこで田島研究室では、比較的小型のロボットに以下のようなアイデアや手法を組み合わせることで、これらの課題を解決することを目指しています。

  • ロボットアームによる工作物支持
  • 9軸加工システムの姿勢選択法
  • マルチロボット加工システムの構築
研究の様子研究の様子

アピールポイント

田島研究室の大きな魅力は、田島先生との距離がとても近いことです。研究や将来の進路などで悩んだ時に田島先生が親身になって相談に乗ってくださるため、安心して研究生活を送ることができます。また、学生一人ひとりに本気で向き合ってくださるため、自然と自分も真剣に取り組もうという気持ちになれます。こうした信頼関係の中で、落ち着いて集中できる環境が整っています。

研究室の雰囲気

研究室はまるで部室のような雰囲気で、それぞれが自分のペースで研究を進めています。研究の合間には動画を見たり雑談したりと、堅苦しさのない過ごしやすい空間です。時にはみんなで焼肉パーティーを開くなど研究以外での交流もあり、仲間とのつながりも大切にできる研究室です。

先生の紹介

田島真吾先生

バドミントンや筋トレ、週末のソフトボールなど非常にアクティブで、いい意味で“理系らしくない”親しみやすさのある先生です。いつもポジティブで、私たち学生にとって頼れる存在です。

私はこんな理由で研究室を選びました!

当時、私は研究したいことが明確には決まっておらず、漠然とした興味からこの研究室を選びました。しかし、研究を進めるうちに、自ら考えて手を動かし、結果を積み上げていく過程にやりがいを感じるようになり、仲間や先生と意見を交わす中で探究心が高まり、次第に熱中して取り組むようになりました。現在では国際学会に参加するまでに成長し、自分自身の変化を強く実感しています。

ロボット加工に興味がある人はもちろん、まだやりたいことが決まっていないけれど意欲のある人にも、ぜひお勧めしたい研究室です。

田島研究室あれこれ

人数

11人(学部生10人、大学院生1人)

OB・OGの主な進路

明治大学大学院、自動車業界、工作機械業界

研究室の秘密道具・グッズ

産業用ロボットの研究に加え、AMR(自律走行搬送ロボット)や3Dプリンタの研究も行っています。

AMR動作検証の様子AMR動作検証の様子
3Dプリンタと製作物3Dプリンタと製作物

名物ゼミ生、OB・OG

高田龍磨さん(2025年理工学部卒業)です。応援団に所属し、機械工学科では誰もが知る存在で、特に卒業式での校歌斉唱は感動的でした。卒業後の今でも、私たちにエールを送り続けてくれています。

研究室の情報を紹介してくれた方佐藤恒明さん(理工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程1年・福島県立喜多方高等学校卒)

紹介者と先生紹介者(写真右)と田島先生

私の研究テーマ
「切削加工ロボットの仮想関節を考慮した静剛性モデルの高精化」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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