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ようこそ研究室へ
2025.09.08

アメリカ史を中心に、現代社会との接点を意識して学びを深める|文学部・鰐淵秀一ゼミ

文学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は文学部の生方さんが、鰐淵秀一ゼミナールを紹介してくれます!

集合写真

ゼミ概要紹介

鰐淵ゼミでは、アメリカ史を中心に、日本語・英語の文献を講読しながら、各自の関心に基づいた自由なテーマで学びを深めることができます。3年次には、先行研究の整理や英語文献の精読、発表と質疑応答を通じて、史料の読解力や論文作成の基礎を身に付けます。4年次には、自ら設定したテーマを掘り下げ、一次史料を活用しながら、本格的に卒業論文の執筆に取り組みます。多角的な視点を育み、主体的に学びを深めることができる、知的刺激に満ちたゼミです。

鰐淵ゼミではこんなことを学んでいます!

3年次の秋学期には、ゼミ生それぞれの関心に応じて先生が文献を選定し、その内容に基づいた発表とディスカッションを行いました。発表は個人だけでなくグループで実施することもあり、関心の近い分野を研究するゼミ生との対話を通じて、今後の研究のヒントを得ると同時に、視野を広げる貴重な機会となりました。こうした議論を重ねる中で、史料の読解力や問いの立て方を基礎から学び、批判的思考力や表現力を着実に養うことができます。

ゼミの様子➀ゼミの様子➀

アピールポイント

ゼミ生の研究テーマは非常に多様で、ヒップホップや軍事産業に関心を持つ人から、イギリスやカナダなどアメリカ以外の地域を扱う人まで、個性豊かなゼミ生が在籍しています。人数は、12人と西洋史学専攻の中では比較的多いものの、鰐淵先生の丁寧な指導の下で、一人ひとりが主体的に学ぶことができる環境が整っています。文献の講読やディスカッションを通して、現代社会との接点を意識した学びが得られる点も、鰐淵ゼミの大きな魅力です。

ゼミの雰囲気

全体としては落ち着いた雰囲気ですが、議論の際は鋭い意見も飛び交い、自分にはない視点に触れることで新たな気付きを得ることができます。発言が求められるため、最初は緊張するかもしれませんが、回数を重ねるうちに自然と思考力が鍛えられます。穏やかで個性的なゼミ生が多く、お互いを尊重しながら意見を交わせる、心地よく刺激的な学びの場です。年に数回、交流会や合宿もあり、学年を超えて親睦を深めることができます。

ゼミの様子➁ゼミの様子➁

先生の紹介

鰐淵秀一先生

鰐淵先生は、17~18世紀の北アメリカ史、特に植民地期と革命期の社会や文化を専門とされています。授業時間外でもゼミ生の発言をくみ取り、知的でユーモアあふれる会話を広げてくださいます。話題の引き出しが豊富なので、ゼミの時間が待ち遠しくなるような楽しい先生です。

私はこんな理由でゼミを選びました!

アメリカの映画やアニメ、マンガなどのコンテンツに親しむうちに、それらの背景にある社会や歴史に関心を持つようになりました。興味が深まる中で、特にマイノリティーや移民の歴史に強く引かれ、「専門的に学びたい」と考えるようになりました。リベラルな視点を持ち、多様な関心に応えてくださる鰐淵先生の下であれば、「自分らしく学びながら、関心をより深めていける」と感じ、このゼミを志望しました。

鰐淵ゼミあれこれ

人数

12人

OB・OGの主な進路

教員、公務員、一般企業、海外の大学への進学など

ゼミの情報を紹介してくれた方生方愛梨さん(文学部 史学地理学科 西洋史学専攻4年)

紹介者と先生紹介者(写真左)と鰐淵先生

私の研究テーマ
「アメリカ社会におけるメキシコ系移民のアイデンティティーの変容について」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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