
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は政治経済学部の相之俣さんが、後藤光将ゼミナールを紹介してくれます!
ゼミ概要紹介
後藤ゼミでは、毎年参加している「スポーツ政策学生会議(Sport Policy for Japan:SPJ)」(Sport Policy for Japan企画委員会および日本スポーツ産業学会の共催)の出場に向け、スポーツを活用した社会課題の解決について、グループ研究を行っています。
ゼミの進め方としては、自分たちで興味のある社会課題を取り上げ、おのおのが関連する文献を調査し、この情報を元にディスカッションをしてスポーツ政策提言につなげます。活動日時は、3年次が火曜1、2限(原典研究・外書研究)で、4年次が火曜3限(卒業論文)です。
後藤ゼミではこんなことを学んでいます!
社会課題として「地方の高齢化問題」と「ジェンダー問題」について学んでいます。「地方の高齢化問題」では、石川県白峰地域という少子高齢化が進んだ地域に焦点を当て、この地域が持つ温泉、自然、食文化に注目しながら、スポーツイベントで外部から観光客を呼び込んだり、高齢者が健康的に生活できるように、スポーツによる交流の場をつくったりするようなプログラムについて議論しました。
現在は、「ジェンダー問題」をテーマに、LGBTQ+(※1)の方が就職活動の場面で直面している課題に着目し、SOGI(※2)にかかわらず誰もが自分らしく安心して就職活動に臨むことができる社会づくりを目指したスポーツ政策を考えています。
※1 LGBTQ+:性的指向などを意味する英語の頭文字を取った総称の一つ。多様な性の在り方を表す言葉
※2 SOGI:Sexual Orientation and Gender Identityの頭字語で、「性的指向(好きになる性)」と「性自認(自分の心の性)」を包括して表す、全ての人が関わる概念

アピールポイント
アピールポイントは二つあります。
一つ目は、学生が主体であることです。ゼミで行うディスカッションの司会進行、タイムキープ、次週までの宿題の設定、今後のディスカッションの進め方などは、ほぼ全てゼミ生が考えて決定します。そのため、ゼミを通して、社会課題や政策の知識を身に付けるだけでなく、社会に出た際に必要となる「自ら考え行動し、組織に貢献する力」を培うことができます。
二つ目は、オンとオフの切り替えが、しっかりとしているところです。ゼミの開始前と休憩中はいつも雑談タイムで、和気あいあいとした雰囲気ですが、いざゼミが始まると真剣な雰囲気に変わります。楽しい話をしていると、ついつい時間を忘れてしまいがちですが、後藤ゼミでは、学生同士でゼミに集中する空気をつくることができます。

ゼミの雰囲気
社交的で会話好きなゼミ生が多く、常に明るく元気で活気にあふれています。ゼミの時間以外でも仲が良く、同じ授業を受けたり、プライベートで食事や買い物、スポーツ観戦、プチ旅行などに行ったりもします。勉強にも遊びにも全力で取り組むことができているので、1、2年次の頃よりも学生生活が充実しています。
先生の紹介
後藤光将先生
とても親しみやすい先生で、食事会やレクリエーションをゼミ生と一緒に楽しみながら盛り上げてくださいます。恋愛や就職活動、趣味など幅広い話題でゼミ生と積極的に交流し、オリンピックや街づくり関連のイベントも紹介してくださいます。スポーツ史やオリンピック教育を専門とし、和泉キャンパスでは運動学演習、駿河台キャンパスではスポーツ文化論を担当されています。
私はこんな理由でゼミを選びました!
地方の過疎化や少子高齢化に関心があったので、「自分の好きな『スポーツ』を通じて、これらの社会課題を解決できたら面白いのではないか」と思い、後藤ゼミを志望しました。また、先生や先輩方が優しそうだったことと、穏やかでアットホームな雰囲気が自分に合っていると感じ、「このゼミで学びたい」と思ったことも理由の一つです。
後藤ゼミあれこれ
人数
15人(3年次:7人、4年次:8人)
研究室の秘密道具・グッズ
スノーシュー

名物ゼミ生、OB・OG
スポーツ界などで活躍する方が、多数いらっしゃいます!
内藤大翔(現在3年次:体育会硬式野球部)、階晴紀(2023年卒:モデル・俳優)、木村 卓斗(2023年卒:横浜F・マリノス)、岡庭 愁人(2022年卒:レノファ山口FC)、藤原 悠汰(2022年卒:愛媛FC)、佐藤 凌我(2021年卒:ジュビロ磐田)、住永 翔(2021年卒:ラインメール青森FC)、安部 柊斗(2020年卒:ガンバ大阪)、岩武 克弥(2019年卒:横浜FC)、長沢 祐弥(2019年卒:東京ヴェルディ)、柴戸 海(2018年卒:浦和レッズ)、平井 彬嗣(2016年卒:水泳選手)
紹介者(写真右)と後藤先生
私の研究テーマ
「SOGIに関わらず誰もが自分らしく安心して就活に臨める社会づくり」
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