
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は総合数理学部の長谷川さんが、福山良和研究室を紹介してくれます!
研究室概要紹介
福山研究室(知能社会システム研究室)では、再生可能エネルギーや電力インフラを含む都市全体の運用をより効率的にするために、AIの一分野である進化計算や機械学習を使った最適化・予測・診断手法の研究を行っています。対象とする分野は、スマートシティ(※)全体やエネルギー供給計画、自動販売機の商品配置など多岐にわたり、社会の課題に直接関わるテーマが中心です。企業との共同研究や国際学会での発表など、研究成果を実社会へ応用する機会も多く、理論と実践の両面から学ぶことができる研究室です。
※スマートシティ:AIやIoTなどの先端的なICT(情報通信技術)を活用して、都市が抱える課題を解決し、住民の生活の質を向上させることを目指す接続可能な都市のこと
福山研究室ではこんなことを学んでいます!
研究室に配属される3年次には、プログラミングの基礎的な構文、AIの一分野である進化計算や機械学習を用いた最適化・予測・診断手法について学びます。4年次には、これらの手法を活用した研究テーマを設定し、それぞれが主体的に研究を進めます。週一回のゼミでは、異なるテーマや手法に取り組むゼミ生の前で自身の進捗を分かりやすく発表し、先生やゼミ生からさまざまなアドバイスをいただき、活発な意見交換を行うことができます。

アピールポイント
福山先生は一般企業出身であることから、企業目線での指導や就職対策も手厚く、社会で求められるスキルや一般常識を身に付けながら、専門技術を学ぶことができます。技術的な内容を論理的かつ分かりやすく発表する練習を通して、技術の本質を理解する力とプレゼンテーション力を高めることができます。
一人ひとり異なるテーマで研究を進めながら、お互いに進捗を共有する機会があり、学び合える環境が整っています。国内外の学会への論文投稿も行われており、自主的に研究と学習を進めることのできる場を先生が丁寧に整えてくださっています。さらに、定期的な懇親会や多目的室での運動などもあり、オン・オフのめりはりを持って過ごせる研究室です。

研究室の雰囲気
福山研究室は学年を超えたつながりが深く、3年次にはチューターとして大学院生が付き、丁寧に指導していただけます。ゼミ合宿や懇親会、ピザパーティーなどの行事も多く、先輩・後輩の交流が盛んです。毎年のOB・OG会では、社会人の先輩から就職のアドバイスを直接聞くことができるので、就職活動にも役立ちます。経験を共有しながらお互いに支え合える、温かい雰囲気の研究室です。


先生の紹介
福山良和先生
学生思いで、研究や進路の相談に一人ひとりに熱心かつ親身に対応してくださいます。また、一般企業で長く活躍されていたご経験から、私たちに必要な、専門的技術から社会人としての一般常識まで、丁寧に教えてくださいます。
私はこんな理由で研究室を選びました!
進路選択を考えていた高校生の時期にコロナ禍となり、社会全体のDX化やIT化の遅れが課題として浮き彫りになりました。その経験から、AIの重要性を強く感じ、「技術で社会課題を解決する力を身に付けたい」と思うようになりました。福山研究室は、AIの手法を用いて実社会に貢献できるテーマに取り組めると知り、志望しました。
福山研究室あれこれ
人数
30人
OB・OGの主な進路
富士電機株式会社、SCSK株式会社、BIPROGY株式会社、三菱電機株式会社、株式会社NTTデータなど
研究室の秘密道具・グッズ
福山研究室では、多くの作業環境が2台以上のモニターを備えたマルチディスプレイ構成になっており、時には3画面を使うこともあります。シミュレーションを動かしながらコードを修正したり、複数の資料を並べて確認したりと、効率的に研究を進めることができます。作業に集中しやすく、実践的な力が身に付く環境です。

紹介者(写真左)と福山先生
私の研究テーマ
「自動販売機コラム最適化」
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