
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学研究科 建築・都市学専攻 建築学系の小栗さんが、松沢晃一研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介
建物には、外装材や構造材、屋根材などの多種多様な建築材料が使われています。これらは、防水や断熱などの機能を備えており、大雨や猛暑などの気象現象から私たちの生活を守っています。
しかし、建築材料は、「ひび割れ」や「さび」などの劣化現象が生じます。劣化が進行すると、建物の美観を損なうほか、雨漏りなどの不具合を引き起こし、建物を使うことができなくなってしまいます。このような課題に対し、松沢研究室(建築生産研究室)では、建築材料の耐久性について研究し、建物の長寿命化に取り組んでいます。
解体前の鉄筋コンクリート造建物で調査を行いました松沢研究室ではこんなことを学んでいます!
研究の対象は、主に「鉄筋コンクリート(RC)部材(※1)」と呼ばれる構造部材です。RC部材の劣化現象には、鉄筋の腐食、コンクリートの中性化などが挙げられます。これらが生じると、強度低下などの不具合を引き起こします。
松沢研究室では、「各種仕上材(※2)によるRC部材の保護効果」「補修材による鉄筋の劣化抑制」などに関する研究をしています。
他にも、解体現場から発生した廃棄物の中から、リサイクルが可能なものを選別するAI画像診断技術の開発や、タイルを張り付ける際に用いる接着剤に関する研究も行っています。
※1 鉄筋コンクリート(RC)部材:鉄筋コンクリートで作られた、建物の骨組みを構成するパーツ(部位)。RCは、「Reinforced Concrete(レインフォースド・コンクリート)」の略称
※2 仕上材:建物の表面に用いられる材料で、見た目や快適性、安全性を高める機能、そして外部からの劣化因子の侵入を防ぎ、建物を保護する役割を担っている
自分たちで練ったコンクリートの柔らかさをチェックしていますアピールポイント
研究から得られたデータは、建物の設計、建設、維持管理を適切に行うための参考資料として、社会に役立てることができます。将来的には、研究結果が実際の建物に用いられる可能性もあります。
また、私たちの研究は、大手ゼネコンや建築材料製造会社の技術研究に携わる方にも、ご協力をいただいています。建築業界の方々と共に研究に取り組むことは、とても貴重な経験になります。
研究室の雰囲気
松沢研究室は、それぞれの興味や得意分野を生かして日々研究に取り組み、いつも和気あいあいとした和やかな雰囲気の中で過ごしています。また、コアタイムなどのルールは、特にありません。そのため、それぞれの方法や都合に合わせて、伸び伸びと研究に取り組むことができる環境です。
研究室で、香川県小豆島を観光しました先生の紹介
松沢晃一先生
研究だけでなく、施工監督として現場に携わった経験もある先生です。たわいもない話で盛り上がる時もあれば、研究の話になると鋭く的確な指摘をくださいます。どのような話でも、気軽に相談できる先生です。
私はこんな理由で研究室を選びました!
「建築生産研究室」という研究室が新設されると聞き、興味を持ちました。研究内容について話を聞いたところ、私が卒業研究で取り組んでいたことも生かせることが分かりました。新しい研究室ですが、その分「興味のあることを、とことんやり切れる」と思い、この研究室を選びました。
松沢研究室あれこれ
人数
17人
OB・OGの主な進路
大手ゼネコン(総合建設業者)など
紹介者(写真左)と松沢先生
私の研究テーマ
「大形タイル部分接着剤張り工法に用いられる有機系接着剤の硬化性状に関する研究」
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