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ようこそ研究室へ
2026.08.31

分かるほど「分からないこと」が増える、難解な哲学を楽しく読み解く|文学部・池田喬ゼミ

文学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は文学部の尾崎さんが、池田喬ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

池田ゼミでは、3年次は哲学者エトムント・フッサールの著書『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』を輪読します。輪読では、テキストを一文一文丁寧に解釈し、フッサールが何を明らかにしようとしているのかを議論します。4年次は、各自が立てた卒業論文の構想を、全員で検討します。各自の卒業論文のテーマは、近現代ドイツ哲学に関するものだけでなく、倫理学に関するものもあり、哲学の多様な観点について、ゼミ生同士で学び合うことができます。

池田ゼミではこんなことを学んでいます!

フッサールの著書『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』に馴染みがある学生は少ないと思います。しかし、輪読を重ねると、近代の科学の発展や、日常的に起こる見間違い(人だと思って近づいたら、実はマネキンだった!)など、誰にでも関連のある事柄が扱われていることに気づきます。難解なテキストを、根気強く読み解いていくことで、全く分からなかったことが、少しだけ分かるようになり、さらにまた分からないことが増えるという、哲学書を読む楽しさを実感することができます。

アピールポイント

池田ゼミでは、ゼミでの発言を毎週交代で記録する、プロトコルと呼ばれる方法が取られています。プロトコルを記録することによって、輪読で行われた複雑な議論を、ゼミ生全員がいつでも参照することが可能になります。また、学期末レポートでは、輪読で行われた内容を扱います。プロトコルを見直すことで、輪読中に生まれた問いや、ゼミ生同士の解釈の相違点を整理できるため、学期末レポートの問い作りに、役立てることができます。

ゼミで使用したプロトコルと文献ゼミで使用したプロトコルと文献

ゼミの雰囲気

難解なテキストを丁寧に解釈することを重視するため、輪読での議論はとてもゆっくり進みます。全員が沈黙して考え続けるという時間もしばしばあります。しかし、決して重い雰囲気が漂っているわけではなく、輪読中に生まれた疑問を池田先生に尋ねたり、他のゼミ生に質問をしたりと、全員がその都度手を挙げて自由に発言しています。

4年次の卒論構想発表会の振り返りの様子

先生の紹介

池田喬先生

池田先生は、近現代ドイツ哲学と倫理学を専門に研究されています。広い知識を基に、ゼミ生からの疑問に答えるだけでなく、ゼミ生の発言やレポートについても、良かった点と改善するとより良くなる点を、一つ一つ指摘してくださいます。

ホワイトボードを使って議論の内容を整理する池田先生ホワイトボードを使って議論の内容を整理する池田先生

私はこんな理由でゼミを選びました!

2年次に、池田先生の臨床哲学という講義を受講したことがきっかけです。この講義で、フッサールが創設した現象学の全体像について学びました。現象学は、自身が持っていた哲学のイメージと比べ、かなり独特な分野であることに気づき、学びを深めるためにこのゼミを選びました。また、池田先生は、どんなに些細な問いであっても真摯に答えてくださるので、この点もゼミ選びの際に考慮しました。

池田ゼミあれこれ

人数

19人(3年次:9人、4年次:10人)

卒業生の主な進路

アクセンチュア株式会社、株式会社東京ビッグサイト、株式会社四谷大塚など

ゼミの情報を紹介してくれた方尾崎千穂さん(文学部4年)

紹介者と先生紹介者(写真右)と池田先生

私の研究テーマ
「他者の構成と客観的世界の構成はどちらが先行しているのか」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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