
ゼミ概要紹介
日本で唯一の協同組合学ゼミです。協同組合とは、組合員が共通の目標を達成するために活動する非営利(営利を目的としない)事業体です。利益追求型の現代市場経済の中で、それらがどのような働きを持つのかを実際に触れて学んでいきます。そして、「人間らしい経済や働き方とは何か?」を、ゼミ生それぞれが日々探求しています。
大高ゼミは2017年4月にスタートしました。教授との距離が近く、学生主体のとても愉快なゼミです。宮城県への調査合宿や他大学ゼミとの交流など、自己成長につながる多くの経験と知的刺激を得ることができます。
大高ゼミではこんなことを学んでいます!
Discussion ~議論中心の授業スタイル~
「教育とは知の対話である」という考えに基づいた討議型の授業が中心です。毎回のゼミでは、報告者が論点を提示します。「今、社会で何が起こっているのか」を考え、議論し、それらが自分にとってどのような意味があり、どのように関係しているのかを常に意識(自己文脈化)する訓練を1年間みっちりと行います。
テーマ例:「ユネスコ無形文化遺産に登録された協同組合の思想とは」、「経済学において人の幸福度を測る二つの指標―使用価値と交換価値」、「この世にATMはいらない?」、「同性夫婦は子どもを持つことができるのか?」、「障がいを持つ人が働くということ」など

Study Camp ~調査合宿を通じた研究~
宮城県登米市への調査合宿で、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)の被災地での仕事おこしの取り組みを調査しました。地域独自の魅力や現地の方々との出会いを通じた、多くの発見があります。東日本大震災被災地見学も行いました。

Interaction ~他大学ゼミとの交流~
関西大学杉本ゼミとの合同ゼミ交流会、明治大学・立教大学4ゼミ合同発表会など、他大学とも積極的に交流しています。昨年の4ゼミ合同発表会では、「宮城県登米市の地域づくりとワーカーズコープ」という発表で、最優秀賞を獲得しました!

アピールポイント
「人との出会いと学びの幅広さ」が最大の魅力です。合宿や他大学との合同ゼミでの交流はもちろんですが、大高先生やゼミ生との出会いは生涯の財産であると確信しています。先生は、「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう」(アルベルト・アインシュタイン)と、たびたび言います。それは、ゼミ生が意見を発信しやすい環境や自主性を重んじる雰囲気の中で、真剣に悩み議論したプロセスを通して身に付けた自信や、「協同の力」が生み出す無限の可能性を示唆しているのではないかと感じています。
ゼミの雰囲気
個性豊かなゼミ生ばかりで、授業以外でもバーベキューやスポーツ大会への参加など、積極的に活動を行っています。ゼミ生と先生がフラットな関係で「良い意味で自由度の高いゼミ」です。授業には出なくても(?)、たとえ徹夜で遊んでも、ゼミにはみんな必ず出席します。学生の主体性を大切にするゼミですが、その分、責任と自発性も求められます。「やるときはやる」、これが大高ゼミもう一つの特徴です。

先生の紹介
大高先生
優しくユーモアあふれる人格者です。常にゼミ生一人ひとりに真摯に向き合ってくれます。しかし、研究では妥協しません。調査や講演でいつも国内外を飛び回っていて、その研究分野において幅広い人脈があります。愛妻家で二人の子どもを溺愛していますが、調査研究でほとんど家にいないようなので、仕事もほどほどに!
私はこんな理由でゼミを選びました!
授業でニュースや社会問題を扱えることに興味がありました。最初から決められたものでなく、自らがテーマを設定する機会が多いので、それが大きな力になります。また、1期生として自分たちでゼミを作り上げていくことができると考えたことも理由の一つです。最初は少し不安でしたが、今ではこのゼミで活動できていることを誇りに思います。
大高ゼミあれこれ
男女比・人数
4年生(1期生):男性11人:女性2人=13人 3年生(2期生):男性 8人:女性6人=14人
OB・OGの主な進路先
金融、商社、メーカー、通信インフラなどさまざまです。1期生の主な内定先は、日本放送協会(NHK)、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、株式会社プリンスホテル、東京信用保証協会、興和株式会社、株式会社一条工務店、日本精工株式会社、東北電力株式会社など。今年の特徴は、公務員志望者(全体の3分の1)が多いことです。

研究室の秘密道具・グッズ
- 1211教室
リバティータワー21F「ジェンダーセンター」正面に位置する大高ゼミのゼミ教室。ゼミ生が初めて教室へ向かう道中、彼らは驚愕します。「まさかエレベーターを乗り継ぐとは・・・」。
- アサダ専用レーザーポインター
大高ゼミ随一の名プレゼンター「副ゼミ長 浅田雄祐」が持つ超絶便利グッズです。「これを使えばプレゼンテーション能力は通常の3倍!」。

名物ゼミ生
女子アイスホッケーユニバーシアード日本代表選手にも選出された桃ちゃん、のんびり屋にみえてチアダンスではキレキレの演技を披露するミホ、パンばかり食べているイトーちゃん、半端じゃない要領の良さを持つノロタ、ゼミ生で一番の人の良さと城好きが魅力の洋ちゃんなど。本当に個性豊かなメンバーばかりです。大高先生曰く、「何でも良いので、何かに真剣に打ち込んでいれば大学に来なくても良い」。しかし、授業に出ないと先生が寂しそうにしているので、みんな、ちゃんと大学に来ています!

紹介者(写真右)と大高先生
「SNSの普及が若者失踪に与える影響~若者たちに今何が起こっているのか?~」
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