研究室概要紹介
世の中のさまざまな現象を数学の言葉を用いて解釈することで数理モデルという形で表現し、それをさらに解析学・幾何学・統計学などの数学のあらゆる解析手法を使って研究を進めています。みんなが違ったテーマを持って研究を行っているため、非常に多様性の高い研究室です。また、ゼミ中・ゼミ外のいろいろなシーンで活発な議論を好む学生が集まっています。
池田研究室ではこんなことを学んでいます!
池田研究室は、各ゼミ生が多種多様な研究テーマを持っていることで有名です。例えば、ショウジョウバエの遺伝子のような生物学や、車の渋滞などの社会現象、オーロラ現象などの自然現象など、多岐に渡る現象を題材としています。これらの現象を数学的な視点からとらえることで、個々の現象の背景にある真理を見出したり、一見全く異なるように見える現象を数学を用いて統一的に理解できないか探求したりすることを目的として、日々研究を行っています。

アピールポイント
毎週行われるゼミには、学部3年生から修士2年生まで全員が参加しています。ここでは後輩が先輩に対して臆することなく、先輩だからといって後輩に対して甘く接するわけでもなく、同学年にも決して手を抜くことなく、誰しもが対等な立場で日々活発な議論が行われています。そのおかげで、先生やOB・OGも含めて縦と横のつながりが非常に強い研究室となっています。

研究室の雰囲気
池田研究室のモットーは「メリハリ」です。ゼミ中の議論や研究に関しては、誰も妥協することなく真剣に取り組みます。その一方で、それ以外の時間はみんなが全力で楽しみます。例えば、ゼミの発表に対する質疑応答の時間では全員が何かしらの質問をしたり、ゼミ外では数に限りのあるお菓子の争奪戦で、先生も交えて全力でじゃんけん大会を行ったりします。場面場面で気持ちの切り替えをはっきりとすることで、研究にも身が入り、研究室全体の一体感が生まれます。
先生の紹介
池田幸太先生
普段のゼミでは、学生の発表に対してピリッと厳しい意見を放つ池田先生ですが、発表後に行う先生との一対一の「反省会」では、その発表を行うに至った人生観から話し合います。一人ひとりに対して、時間を惜しむことなく真剣に対応してくれる先生に、ゼミ生みんながとりこです。

私はこんな理由で研究室を選びました!
1年次春学期の体験ゼミにて、偶然池田先生のゼミに配属された私は、それ以来普段から先生の元へ行き、勉強に関する質問や個人的な相談をしていました。そんな中、1年次秋学期のある日、私は体調を崩しながらも池田先生の講義に出席していたのですが、講義後に先生は退席する私を呼び止め心配してくれました。その日、私はどんなことも親身になって考えてくれる池田先生に付いていくことを心に決めました。
池田研究室あれこれ
男女比・人数
男性13人:女性4人=17人 【M2】男性2人:女性0人=2人 【M1】男性1人:女性0人=1人 【B4】男性3人:女性1人=4人 【B3】男性7人:女性3人=10人
OB・OGの主な進路先
大学院進学、中学校や高校の教員、IT企業など
名物OB・OG
OGに、うどんが好きすぎて「うどんのコシがどうおいしさにつながるか」について研究を行った人がいます。この研究は、実に現象数理学を体現していて、「うどんのコシ」という得体の知れない現象を、うどんを弾性体という物理学や数学の言葉を用いて表現することで、現象と数学の間に橋を掛けるようなアプローチを取っていました。しかし、それ以上に「うどんの研究をしていた人がいる」ということが代々語り継がれています。
メッセージ
池田研究室は、池田研究室内外問わずに誰でもウェルカムな研究室です。ぜひ機会があればのぞいていってください!
紹介者(写真左)と池田先生
「スケールフリーネットワーク上の拡散」 スケールフリーネットワークとは、SNSでの友人間のつながりや生体内の神経回路など、さまざまな場所で観察されるネットワークの総称です。その特徴として、SNSを例に取れば、大多数の人が少しのつながりしか持っていないのに対して、芸能人のようなほんの少数の人が多くのつながりを持っていることが挙げられます。そのようなネットワークの元で、情報などの「もの」が拡散することが、ネットワークのどんな構造によって決定付けられるのかを数学を用いて研究しています。
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?