研究室概要紹介
地球惑星大気物理の分野では、これまでさまざまな観測や、シミュレーションによる研究がなされてきました。しかし、いまだに解明できていない問題がたくさんあります。本研究室では鈴木秀彦先生の指導の下、光を使い遠くの物理を知るリモートセンシングの手法によって、大気現象とその物理を解明することを目指しています。

鈴木研究室ではこんなことを学んでいます!
気象学の入門書である『一般気象学』を基に、地球をはじめとする惑星の大気、気象現象を深く理解しようと研究室メンバーと議論を繰り広げています。また、望遠鏡やカメラを使用した木星の観測、ライダーを用いた雲の形状測定などをしています。
木星の模様は時間と共にどのような変化をしているのか、雲が発生した背景、大気と雲の形状にはどのような関係があるのかなど、さまざまな大気物理の謎に迫ります。

アピールポイント
野外観測をするためフィールドワークを行います。生田キャンパスで望遠鏡や観測用カメラを外に出して観測することが多いですが、大学から出てより適している場所に移動して観測することもあります。
また、年に一度「気象合宿」というイベントを行っています。神奈川県秦野市にあるキャンプ場で、16時に放送される気象通報を聞いて自分たちで天気図を作成し、その後の天気を予測します。夜はみんなで協力して火をおこし、バーベキューを楽しみます。

研究室の雰囲気
ゼミ生は一人ひとりの研究テーマを持っていますが、ほかの学生のテーマについても一緒になって考え、議論し、アドバイスし合いながら、問題を解決して研究を進めることができる良い環境だと思います。生明祭や合宿などのイベントにも積極的に参加して、楽しく盛り上げようとみんなで協力し合える良い雰囲気です。
先生の紹介
鈴木秀彦先生
先生は研究に関する質問・相談はもちろん、進路についての相談など学生の話をよく聞いてくれます。先生は南極地域観測隊に参加した経験があり、南極での研究生活について、興味深い貴重な話をしてくれます。

私はこんな理由で研究室を選びました!
私は以前から地球物理に興味がありました。しかし、自分で観測してデータを取るということは未経験だったので、大気現象を観測してデータを取り、解析まで自分で行えるというところに魅力を感じました。
また、学部3年次に研究室を訪問した際に、先輩方が研究についての紹介や研究室での生活などの話を楽しそうにしていて、とても雰囲気が良く楽しく研究ができそうだと感じたことが決め手だったように思います。
鈴木研究室あれこれ
男女比・人数
男性7人:女性3人=10人
OB・OGの主な進路先
明治大学大学院、他大学院(東北大学、総合研究大学院大学など)、国家公務員、IT、メーカー
研究室の秘密道具・グッズ
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- エアドーム
外から送風して膨らませる移動式のドームです。生明祭などのイベントでドームにオーロラや星像を投影する展示(プラネタリウム)を行っています。


名物ゼミ生を教えてください!
研究室内で抜群の頭脳と筋力をもつ安藤大貴さん。100kgのコンクリートブロックを運びながら雲のフラクタル次元の解析アルゴリズムを考えています。座右の銘は「根性と気合!」。
紹介者(写真左)と鈴木先生
「大気光イメージ観測による関東平野上空の山岳波の研究」
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