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ようこそ研究室へ
2020.12.16

【農学部】岡通太郎ゼミナール「オキシトシンを用いたオーガニックコットン商品の普及をマーケティングと脳科学から分析する」

教員学生ゼミ・研究室
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の藤原さんと川越さんが、岡通太郎研究室を紹介してくれます!
ゼミ合宿後の集合写真

研究室概要紹介

共生社会論研究室は、通称岡ゼミと呼ばれており、主に行動経済学を勉強しています。これまでに、オーガニックコットンのタオルやトートバッグの販売実験を行ってきました。今年度はコロナ禍の状況を鑑み、オーガニックコットンでできたマルシェバッグの販売実験を、ECサイトで行っています。

岡研究室ではこんなことを学んでいます!

今学んでいるのは、オキシトシン(通称:幸せホルモン)についてです。環境や児童労働を改善できるオーガニックコットンの商品はとても素晴らしいのですが、少し割高なため、購入するには抵抗感があります。 オキシトシンは、ストレスや不安を和らげ、幸福感を得ることができるといわれているホルモンです。

そこで、私たちは購入者にオキシトシンを意図的に分泌させる販売実験を行い、オーガニックコットン商品の普及を試みています。 販売実験では、購入者の感情を揺さぶるような写真やデータを用いて、情報提供の割合やオキシトシンが、どのように購買率に影響を与えているのかを調べています!

インドの子どもたちと

アピールポイント

毎年、オーガニックコットンの生産地であるインドで、フィールド調査をしていることです。残念ながら今年度は、コロナ禍によってインドでの調査はできませんでしたが、福島県南相馬市で毎年行われるオーガニックコットンの収穫イベントに、今年も参加してきました!実際に現地へ出向き、自分の肌で感じることができる機会が多いのも、岡ゼミの良いところです!

南相馬市にて、オーガニックコットンについて説明を受けている様子
南相馬市にて、収穫したオーガニックコットン

研究室の雰囲気

みんな仲がよく、個性的なメンバーがそろっています。議論好きなメンバーも多く、書籍を輪読した後の話し合いは、とても白熱します。お互いの信頼関係も厚く、ゼミ生や先生のお誕生日はみんなでお祝いをします!他のゼミにはない関わりの濃さは、メリハリのある雰囲気を作っています。新型コロナウイルスの影響で一緒に過ごした時間は少ないですが、そのぶん心でつながっています!

岡先生のお誕生日!ゼミ生みんなでお祝いしました!

先生の紹介

岡通太郎 先生

勉強からプライベートまで、相談事にとても親身になって答えてくれます。行事などにも積極的に参加してくださり、ゼミ生との距離感がとても近いです!また、ヒンディー語がペラペラでびっくりします!

私はこんな理由で研究室を選びました!

藤原 行動経済学を用いた環境課題の解決という研究テーマに興味を持ち、岡ゼミを選びました。持続可能な開発目標(SDGs)にも示されているように、持続可能な社会の実現はこれからの人類が目指すべきゴールだと思います。この課題を、従来の経済学に加え、心理学的側面を踏まえた理論で解決できることが、とても面白そうだと感じました!また、先生のお人柄に引かれ、「岡ゼミで活動できたら楽しそうだな」とすぐに想像できたことも決め手の一つです!

川越 数字的なマーケティングに加えて、脳科学を取り入れた勉強ができるということに魅力を感じ、この研究室を選びました。人がモノを買うときには、何かしら理由があると思います。その理由をマーケティングと脳科学の両側面から分析できるのは、とても面白いです!また、私は元々繊維業界に興味があり、オーガニックコットンの勉強や販売実験ができることも、研究室選びの決め手になりました。

ゼミ合宿討論の休憩中の様子

岡研究室あれこれ

男女比・人数

【3年生】男性5人:女性 7人=12人
【4年生】男性5人:女性10人=15人

OB・OGの主な進路先

株式会社電通、株式会社博報堂、伊藤忠商事株式会社、株式会社リクルートホールディングス、日本航空株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社バンダイ、日本電信電話株式会社(NTT)、日本電気株式会社(NEC)、敷島製パン株式会社(Pasco)など

研究室の秘密道具・グッズ

  • オーガニックコットンマルシェバッグ

販売実験について

岡ゼミでは現在、ECサイトにて販売実験を行っています!環境にやさしいマルシェバッグに、ゼミ生が一つひとつ心を込めてスタンプの柄を押印しています。アンケートを回答してくださる方も大募集中です!ご興味のある方は、以下にある「岡ゼミ販売実験用公式Instagram」から、ぜひECサイトをのぞきに来てください!※実験・販売は予告なく終了することがあります

ゼミの情報を紹介してくれた方藤原菜々子さん(農学部3年)・川越俊太さん(農学部3年)

(写真左から)藤原さん、岡先生、川越さん

藤原さんの研究テーマ
「オキシトシンを用いたECサイトでのエシカル商品販売実験」

川越さんの研究テーマ
「ECサイトを用いたピークエンド効果とオキシトシンの関係」

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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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