
研究室概要紹介
この研究室では「可換環論」について学んでいます。毎週1回行われるゼミでは、「可換環論」に関するテキストや論文を各自読んで学んできたことについて発表しています。分からない部分や誤った理解をしている部分は、その場で先生からアドバイスや修正を受け、最終的に発表者本人が完全に理解することがゴールになります。
松岡研究室ではこんなことを学んでいます!
可換環とは加法・減法と可換な乗法が定義された代数系のことで、典型例は整数全体や、多項式全体のなす集合などが挙げられます。これらの集合が共通に持つ性質を抽出し、その性質のみを武器として可換環の構造を調べ上げることが、「可換環論」の目的です。このような営みを通して、例えば整数が引き起こす「現象」を明瞭に理解できるようになります。研究室配属の直後は『可換環の勘どころ(後藤四郎著)』をテキストとして使用し、「可換環論」の基礎について学ぶことが多いです。
アピールポイント
ゼミで学んだ「可換環論」を通じて、高校まで曖昧だった「有理数や複素数の構成法」や「多項式とは何か?」ということを理解することができたので、教員志望の方にもお勧めです。また、ただ単純に定理や命題、その証明そのものだけを捉えるだけでなく、どのようにそれらを理解するべきなのかということ、それを通じてどのような理論が展開できるのかを教えていただけるので、幅広い視点を持つ力も養われます。
研究室の雰囲気
真面目な人が多く、先生も懇切丁寧に指導してくださるので、研究に取り組みやすい雰囲気です。また、松岡先生と共同で研究をされている他大学の方が、ゼミに顔を出してくださることも多く、さまざまな角度からのアドバイスがいただけることも松岡研究室の特色です。
先生の紹介
松岡直之先生
「可換環論」を専門とされている先生で、明治大学のOBでもあります。分からない部分は理解できるまで非常に丁寧に教えてくださり、ゼミとは直接的には関係ない疑問や質問も常に歓迎してくれます。学生の指導のために手間を惜しまない先生です。
私はこんな理由で研究室を選びました!
私は代数学を学んでいきたいと思っていたので、代数学を専門とされている松岡先生の研究室を選びました。研究室訪問の時に、ゼミで行われる概要を丁寧に教えてくださったことも決め手でした。
松岡研究室あれこれ
男女比・人数
男性10人:女性4人=14人
OB・OGの主な進路先
学校教員、塾講師、IT、出版業界など
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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