2021.04.13

【法学部】辻雄一郎ゼミナール「判例やアメリカ法と比較考察しながら憲法・行政法を学ぶ」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は法学部の奥田さんが、辻雄一郎ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

単に憲法理念を学ぶだけでなく、判例や国際法規との比較考察を通して深く理解を深めています。研究テーマは「インターネット上における誹謗中傷と表現の自由」「検察庁法改正案の違憲性」「香川県ゲーム条例の違憲性」など、多岐にわたります。

普段のゼミでは、各自が興味を持ったテーマについて研究・発表し、議論しています。また、司法試験や公務員試験といった資格試験の対策もできます。ゼミ合宿などはありませんが、今後は海外渡航も考えています。

Jon Marshall先生との写真

辻ゼミではこんなことを学んでいます!

法学部では1年次に人権規定を、2年次に統治規定について学びますが、皆さんは憲法と聞いて何を思い浮かべますか?二重の基準論、部分社会論、LRAの基準など、さまざまだと思います。辻ゼミではそうした憲法理念について、具体的事案を用いながら、その本質を深く理解することに重点を置いています。

また、先生がアメリカのロースクールをご卒業されていることもあり、授業内ではアメリカ法判例も取り上げながら、国際的な観点からも憲法問題について考察しています。

United States Court of Appeals for the Ninth Circuit

アピールポイント

先生は憲法だけでなく行政法もご専門とされているため、行政法についても学ぶことができます。また、先生が国内外問わずさまざまな分野でご活躍されている方々と交流する機会を積極的に設けてくださるのも魅力の一つです。

本年度は、TMI総合法律事務所の弁護士の方々や、上海で弁護士として働かれている方、また、現在オランダの外資系企業に勤められている方とのオンライン交流など、多くの方々からお話を伺いました。

William A. Fletcher裁判官との写真
オランダの外資系企業に勤められている方とのオンライン交流会

ゼミの雰囲気

本年度から開講されたゼミなので、少人数で和気あいあいとしています。毎回授業後は学生同士で就職活動についての情報を共有したり、勉強面での悩み事を相談したりと、学生同士の仲がとても良いです。法曹志望や公務員志望など、ゼミ生の希望進路はさまざまですが、お互いに切磋琢磨して成長し合える雰囲気です。

先生の紹介

辻雄一郎先生

辻先生はとても話しやすく、学生それぞれの進路について親身になって相談に乗ってくださいます。また、授業時間外にも関わらず、司法試験論文の答案添削会を開いてくださったり、学期末の最終授業時には個別面談を行い、一人ひとりに合わせて的確なアドバイスをしてくださったりと、とても学生思いの先生です。

私はこんな理由でゼミを選びました!

もともと入学時から憲法が好きで、2年次に辻先生の司法演習を受講しました。私自身も将来はアメリカのロースクールで法律を学びたいと思っており、その旨を先生にお話したところ、さまざまなアドバイスをしていただきました。今まで漠然としていた将来設計が、辻先生とお会いしたことで具体的なものへと変わり、これから2年間、辻先生の下で憲法を研究したいという思いから、この研究室を選びました。

辻ゼミあれこれ

男女比・人数

男性2人:女性3人=5人

ゼミの情報を紹介してくれた方奥田有沙さん(法学部4年)

紹介者(写真右)と辻先生

私の研究テーマ
「立法不作為の違憲審査制」
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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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