2021.07.05

【先端数理科学研究科】ギンダー・エリオット研究室「曲面上での偏微分方程式の数理解析および近似解法について考察する」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は先端数理科学研究科の酒井さんが、ギンダー・エリオット研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

自然界に生じる波や拡散をはじめとした自然現象は、偏微分方程式によって説明できると考えられています。自然現象を偏微分方程式によって説明するために、平面に限らず複雑な形状を持つ曲面の上でも研究する必要があります。そのため、私たちは曲面の上で偏微分方程式の数理解析および近似解法について考察しています。このように、曲面の形状が偏微分方程式の解の振る舞いに与える影響の解明を目指しています。

ギンダー研究室ではこんなことを学んでいます!

自然界の多くの現象が偏微分方程式と呼ばれる概念によって説明できると考えられています。私たちの研究室では、コンピューターを用いて曲面上で偏微分方程式を解くことでシミュレーションを行い、曲面の形状が方程式の解に与える影響について研究しています。

学生は各自の研究テーマに沿って偏微分方程式を選び、曲面上でその解がどのような振る舞いをするかを研究しています。シミュレーションに必要なプログラミング技術についても学んでいます。

研究内容について説明している様子

アピールポイント

ギンダー研究室の特徴は、自由度の高さにあると思います。曲面上でのパターン形成から画像処理まで幅広い分野に取り組んでおり、所属している学生が興味のある分野についてそれぞれの方法で研究を行っています。研究にはC言語やMATLAB、Juliaなど研究に必要なプログラミング言語を自由に用いて研究することができます。

また、研究に行き詰まった際は、研究室内のほかの学生やギンダー先生と話し合いながら、全員で研究を進めることもあります。

研究室の雰囲気

真面目で仲が良く柔らかい雰囲気の研究室です。皆が曲面上の偏微分方程式について研究しているため、お互いの研究について議論し合いながら進める事ができます。授業中は、先生の的確なアドバイスだけでなくアメリカンジョークもあり、明るい雰囲気の中、個人の研究に加えさまざまな知識を得ることができます。

また、クリスマスにはパーティーを開き、大きなケーキをみんなで分け、先生を交えてゲームを楽しむ事ができます。

2019年末のクリスマスパーティーの様子

先生の紹介

ギンダー・エリオット先生

ギンダー先生はユーモアがあり、とても優しい先生です。研究に行き詰まったときは、一緒に問題点について考えてくれます。また、研究の話だけではなく、ギンダー先生の地元のアメリカについてなど、頻繁に楽しい話をしてくれます。

私はこんな理由で研究室を選びました!

3年次春学期前半での配属時に研究テーマで悩んでいた際に、ギンダー先生から、自分の興味があることから数理的な問題を導くアドバイスを優しく親身にしていただいたことが印象的で、この研究室を選びました。発言や質問がしやすく、楽しく議論ができるゼミ環境に引かれたことも大きな理由の一つです。

2020年度はコロナ禍でできませんでしたが、毎年恒例で開催される研究室のクリスマスパーティーが楽しそうだったことも魅力を感じました。

ギンダー研究室あれこれ

男女比・人数

男性12人:女性1人=13人

OB・OGの主な進路先

IT業界、大学院進学

研究室の情報を紹介してくれた方酒井亮輔さん(先端数理科学研究科 現象数理学専攻 博士前期課程1年)

紹介者(写真左)とギンダー先生

私の研究テーマ
「双極型平均曲率流の近似解法と誤差解析」
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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