ゼミ概要紹介
政治経済学部の国際金融論ゼミナールです。勝悦子先生の指導のもと、金融経済の理論や制度などを学ぶと同時に、常に国際的視野でさまざまな金融経済事象を分析しています。国際志向の学生も多く、交換留学生との交流も盛んです。外に開かれたゼミナールで、3年次には、日本政策学生会議(ISFJ)や日本証券業協会が後援する全日本証券研究学生連盟主催の「証券ゼミナール大会」などにも参加しております。
全国の大学生と金融のテーマについて、論文執筆やプレゼンテーション、議論を行い、これまで優秀賞などをいただきました。また、学生が円・ドル相場の予想を競う、日本経済新聞社「第18回全国学生対抗円ダービー」では優勝しました。明るく開かれたゼミです。
勝ゼミではこんなことを学んでいます!
アメリカの日刊経済新聞『The Wall Street Journal』の記事を基に議論を行うと同時に、金融経済理論の原書(Frederic Mishkinコロンビア大学教授執筆)と『ファイナンス入門』(放送大学教材)などを用いて、金融市場のマクロ・ミクロの基本的理論を身に付けます。毎週まず担当者がプレゼンテーションを行い、それを基にゼミ生全員で議論を行います。
コロナ禍以前は、丸の内のブルームバーグ(Bloomberg)東京オフィスを訪問し、端末を用いてさまざまなデータ分析を行うなど、実践的な学びの機会もありました。

アピールポイント
研究内容については英字新聞や原書、教科書を用いて、現実の問題と理論の双方から金融に関する理解を深めています。プレゼンテーションとその後の議論によって問題を多角的に捉えることができ、自らの知見も広げることができます。
コロナ禍以前は多くの交換留学生もゼミに参加しており、議論を通じて相互理解を深めることができ、相対的に日本の経済金融政策を検証することができます。また、ゼミでは年1回OB会を開催しており、さまざまな分野で活躍するOBの方々に就職活動でも助けられています。

ゼミの雰囲気
オン・オフがしっかりしていて、ゼミ生同士の仲も非常に良いです。授業内のプレゼンテーションや「証券ゼミナール大会」では、論理的思考力が光る人や知識の豊富な人が多く、彼らから多くの刺激を受けています。

やることはやる一方で、遊ぶ時はとことん遊ぶなどコミュニケーションを重視しています。食事会に行ったり、旅行に行ったり、勉強も遊びも全力で打ち込む人たちだからこそ、信頼関係が生まれ、仲の良さにつながっていると思います。
先生の紹介
勝悦子先生
財務省や文部科学省の審議会委員や、大手企業の社外取締役のご経験があり、過去には明治大学の副学長を務めたこともある経歴をお持ちの先生です。授業ではゼミ生の意見を聞いてくれますし、質問に対しては答えだけでなく考え方の方向性を示してくださるため、非常に大きな学びを得ることができます。
最近ではロンドン大学の教授とRoutledge(イギリスの大手出版社)から、『Unconventional Monetary Policy and Financial Stability: The Case of Japan』を上梓しました。
私はこんな理由でゼミを選びました!
2つあります。1つ目はテーマです。中学生の時、社会の先生から「世の中の出来事の背景には必ずお金の動きがある」ということを聞き、大学では国際経済や国際金融を学びたいと考えていました。英字新聞を用いた現実問題の分析に加え、金融の知識を1から学ぶことができるこのゼミに魅力を感じました。
2つ目は上記の通り、オン・オフがしっかりしているゼミだったからです。合宿では先輩方が、学ぶだけでなくスポーツ大会やBBQなどの企画もしていました。大学生活の中でもゼミは大きなウエイトを占めると考えていたので、勉強だけでなく生涯の友人を作り、学びも遊びも全力で取り組みたいと考え選びました。
勝ゼミあれこれ
男女比・人数
男性18人:女性5人=23人(現4年生)
OB・OGの主な進路先
金融機関(メガバンク、信託銀行、地方銀行、証券会社、保険会社、政府系金融機関など)のみならず、商社、メーカー、国家公務員、地方公務員、会計事務所、情報通信、不動産、テレビ局、新聞社、ベンチャー、大学院進学、教員、大学職員など、幅広い分野で活躍しています。海外に駐在しているOB・OGも多くいます。
研究室の秘密道具・グッズ
毎年OB会を行いビンゴ大会をなぜか必ず行うので、ビンゴゲームセットは常に研究室にあります。
名物ゼミ生、OB・OG
【名物OB・OG】
- 松本吉貴(5期生)
全日本企業対抗ゴルフトーナメント(みずほフィナンシャルグループ)
2019年 夏季団体戦 南関東C地区 優勝(全国決勝大会 5位) - 岡田亮(11期生)
Beyond X株式会社 取締役CFO(2011年公認会計士試験に合格後、2012年2月有限責任監査法人トーマツ入所を経て現職)
【名物ゼミ生】
- 永井雄貴(4年生):少林寺拳法全日本学生大会 3年連続1位を記録
紹介者(写真右)と勝先生
「量的金融緩和政策の国際比較」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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