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ようこそ研究室へ
2021.08.17

【国際日本学部】岸磨貴子ゼミナール「対話から『問い』を持ち、ICTで多様性がつながる場をデザインして、遊ぶように学ぶ!」

明大生が、所属するを紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は国際日本学部の小野さんが、岸磨貴子ゼミナールを紹介してくれます!
2020年冬に現3.4年生と新社会人の2〜4期生でオンラインと対面のハイフレックスで交流を行った際の様子

ゼミ概要紹介

最も大切にしていることは「問い」を持つことです。主にダイバーシティ(多様性)やICT(情報通信技術)などを用いて対話から問いを生み出し、人や社会に変化を促せるようになることがゴールです。

この対話を通じて「場」を作ること、技を学ぶことを学習環境デザインといいます。そのため根底にあるものは同じですが、ゼミ生それぞれの研究テーマは多岐に渡ります。

部科学省でも紹介された「オンライン授業Plus」(オンラインを楽しむコツを映像を通してお届け)

岸ゼミではこんなことを学んでいます!

3年次は数人のグループに分かれ、自分たちが関心のあるテーマでワークショップを行います。内容はダイバーシティやジェンダー、キャリア教育、「問い」などさまざまです。4年次では引き続きプロジェクトを続けつつも、3年次秋学期から行っている輪読を共通の本で行い、皆の教育工学や学習環境デザインに対する共通認識を再確認したり、考えを深めたりしています。

また、ゼミの時間外で外部の方をお招きし、話を聞く「オンラインモーニングカフェ」や、ゼミ生がパーソナリティになるラジオ企画などもあります。

ゼミの雰囲気

アピールポイント

Playfulに遊び心を持ってやりたいことができるゼミです。「遊ぶように学ぶ」ということをコンセプトに、皆楽しく企画を考えています!

具体的にはボードゲームから対話を創出したり、水平志向ゲームから「問い」について考えたりしています。生まれる企画は全てゼミ生の「やりたい!」という自発的な思いからはじまり、共感してくれた人が協力してくれます。企画を生み出すだけでなく参加することで多くの学びがあるため、次々に新たな発見が待っています。そして「遊ぶように学ぶ」ということで、毎回言語化も欠かさず行っています。

ボードゲームを用いて対話を深める活動を頻繁に行っています

ゼミの雰囲気

キーワードで表すと「Yes and」・「All Stars」です。

「Yes and」とは相手の言葉やアイデアを否定せず、まずは一度受け入れてから自分も付け加えるということです。これにより「失敗したらどうしよう」や「みんなどう思うんだろう」という不安がなく、誰でも発言できる場となっています!

「All Stars」は「Yes and」の先にある世界です。誰でも発言しやすい場であり、ゼミ長を決めていないため、タイミングや役割によって皆が主役になります。お互いに信頼し、役割を理解し合っているゼミです!

国内外のフィールドワークの様子(葛飾区にある「絵と言葉のライブラリー ミッカ」にて)

先生の紹介

岸 磨貴子先生

一言でいうと「最強の併走者」です!ワードセンスあふれるゼミ生が表現してくれました。自分の「やりたい!」という気持ちを岸先生にぶつければ「Yes and」で返してくれ、自分の頭が整理できていなくても、発言した時には思いを代わりに言語化してくれます!

私はこんな理由でゼミを選びました!

当時私がやりたかったことは、
1.ダイバーシティの研究
2.一人ひとりが自分の未来を描くことへの支援
3.映像制作
などたくさんありました。これら全てとは言わずとも、どんなことにも挑戦できる環境がないかと探していたところ、岸ゼミに出会いました。

岸先生はの「やりたい!」という思いに賛同してくれ協力してくれます。岸先生は学部の授業も多く持っており、授業を受けていた時から「この先生面白いし、すごい!」と感じていたので、岸先生の下でならいろいろなことに挑戦できると思い決意しました。

屋久島の高校の先生と連携し、SDGsゲームを開発しました

岸ゼミあれこれ

男女比・人数

男性16人(3期生9人・4期生3人・院生復学生4人):女性29人(3期生8人・4期生17人・院生復学生4人)=45人

OB・OGの主な進路先

研究内容にとらわれず、幅広い業界で活躍しています!具体的にはIT、教育、広告、電気機器、コンサルティング、金融、映像、進学などさまざまな道に進んでいます!

研究室の秘密道具・グッズ

グラレコ(グラフィックレコーディング):
道具というよりスキルです!対話が多い岸ゼミでは、議事録を文章でももちろん記録しますが、簡単なイラストや図を用いて対話を可視化し、議論を推進するようにしています!

グラフィックレコーディングのワークショップを行った際の様子

iPad:
岸ゼミではICTを大いに活用した活動がたくさんあります。そのためゼミ生でiPad を持っている人が多くいます。上記で説明したグラフィックレコーディングをオンラインでやる上でも大活躍します!

VRゴーグル:
昨年夏には、対面にて学年対抗でVR(バーチャルリアリティ)を使った「まちがい探し」と「推理ゲーム」を作成しました!

ドローン:
昨年は新型コロナウイルスの影響で使用できませんでしたが、先輩方はフィリピンでのフィールドワークや関西大学との合同ゼミなどで使っていました。

名物ゼミ生、OB・OG

名物ゼミ生はみんなです!一度ゼミに遊びに来ていただけたら感じると思いますが、皆が個性を持っており、その個性が最大限に発揮できる環境があります。分かりやすくいうと「キャラが濃い」です(笑)。

「All stars」を掲げているので、ゼミ長がいないことも特徴の一つです。

岸ゼミからのお知らせ

岸ゼミは見学や遊びに来ることも大歓迎です!今までもゼミ生の友人など、学内外問わずたくさんの人と交流し、協力して企画を作成してきました。

ぜひたくさんの出会いを通して、ゼミの色を今まで以上にカラフルにしていきたいです!

ゼミの情報を紹介してくれた方小野祐人さん(国際日本学部4年)

紹介者(写真左)と岸先生

私の研究テーマ
「探究の問いを生み出すワークショップの開発」
ワークショップを通して、日常生活を含めさまざまなことに対し「なんでだろう?」という「問い」を持つことの重要性に気づくこと、「問い」を持つことに対する抵抗感を減らすことを研究しています。

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