【理工学研究科】齋藤彰研究室「物体の運動・振動・変形などを考える構造動力学について研究する」
研究室概要紹介
機械工学科の研究室で、物体の運動・振動・変形などについて考える「構造動力学」という分野で日々研究をしています。具体的には機械の振動騒音の予測・抑制、振動をエネルギーに変換する技術、振動による構造物の状態推定など、社会からの需要が非常に高い題材を扱っています。これらに対して実験解析や理論解析・数値解析といったアプローチで技術開発を行っています。
齋藤研究室ではこんなことを学んでいます!
構造動力学を基盤に構造最適化、振動発電、画像処理など、非常に幅広いテーマで研究をしています。人によってテーマが大きく異なるため、さまざまな知見を得ることができます。
実験では、モータやドラムなどの既製品や3Dプリンタなどを用いて、自分で設計した部材を対象に、レーザ光やハイスピードカメラなどのさまざまな実験器具を駆使して対象の運動を記録・考察します。また、コンピューター上では3Dモデルや計算手法を作成し、シミュレーションを行っています。
アピールポイント
設立5年目の比較的新しい研究室ということもあり、研究室は非常にきれいで快適です。各自の机とパソコンのスペースに加えて実験スペースも確保されているので、スムーズに研究を進めることができます。また、修士課程の学生は国内外の学会発表に積極的に参加しています。ひと夏で複数回の学会に参加するような学生もいて、非常に貴重な経験ができます。
研究室の雰囲気
毎週各自の研究進捗を全員の前で発表する報告会や、論文紹介をするゼミナールの時間が設けられており、学年を問わず活発な議論が交わされています。報告会では、学部生のプレゼンテーション資料に対して院生がアドバイスをする機会があり、縦のつながりが多い点も特徴的です。
また、研究では各自が作成したデータやモデルを他の人に渡したり、実験器具の使い方を教え合ったりする機会もよくあり、学生間で助け合いながら活動しています。
先生の紹介
齋藤彰先生
海外でPh.D.(Doctor of Philosophy/主に英語圏で授与されている博士水準の学位)の学位を取得したり、企業で研究したりと、さまざまな経歴をお持ちの明るくカッコいい先生です。学生が研究につまずいた際には、親身になってアドバイスをしてくださいます。
私はこんな理由で研究室を選びました!
物体が動くという事象に興味があったことと、パソコンの前で完結するようなテーマではなく、形あるモノに触れた実験をしたかったため志望しました。また、研究室の雰囲気や先生の人柄に引かれたことも大きな理由です。もし、もう一度研究室を選び直せるとしても、機械ダイナミクス研究室を選択します!と言えるくらい、日々楽しく研究活動ができています。
齋藤研究室あれこれ
男女比・人数
男性14人:女性1人=15人
OB・OGの主な進路先
機械系のメーカーが多いですが、他業界も多岐にわたります
研究室の秘密道具・グッズ
・3Dプリンタ
・レーザ変位計・加速度計などの計測機器
紹介者(写真左)と齋藤先生
私の研究テーマ
「固体摩擦を含む非線形振動子の動特性解析」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです