
ゼミ概要紹介
中川ゼミは、商学部総合学際演習のゼミナールです。地域について、統計・文化・地理的視点をもとに、インターネットや文献、現地でのフィールドワークやオンラインでのヒアリング調査を行うことで「地域からの立地戦略論」を学んでいます。
ゼミ生は2・3年次には「原宿」「横浜」「ワイン」「小鹿野」の4つのプロジェクト(以下、PJ)に分かれて活動をします。イベントの企画提案や参加・作業のお手伝いなどのプロジェクト活動を通じて地域について学び、地域の人々とつながることで地域活性に携わります。
中川ゼミではこんなことを学んでいます!
2年次はPJへの参画・3年次はPJの企画実施が活動の中心です。
原宿PJでは、地方文化に焦点を当てて、地方企業へのインタビューやイベントの企画交渉を行います。横浜PJでは、NPOと連携した石川町商店街の活性に取り組みます。ワインPJでは秩父のワイナリーとの産学連携事業に、小鹿野PJでは埼玉県秩父郡小鹿野町の高校・町・民間団体と連携した教育による町の活性に取り組んでいます。
プロジェクト活動以外にも、自分たちでフィールドを選び、共同現地調査を行いグループで論文を作成します。4年次には個人で卒業論文の執筆を行います。

アピールポイント
フィールドワークがメインのゼミですが、現行のPJはコロナ禍の状況に左右されないように、Zoomを活用したオンラインの活動と、訪問許可時には感染予防対策をした上での少人数訪問を併用しています。柔軟に対応することで「コロナ禍だから何もできない」と諦めず、オンライン時代の新たなフィールドワーク方法を模索しています!
また、全員が卒業までに一度はリーダーを務めるため、他のメンバーの力を信じて生かすことの重要性を学ぶことができます。リーダーシップだけでなく、ファシリテーション(会議やミーティングを円滑に進める技法)能力のような、仲間をサポートする能力も身に付けるプログラムを実施しています!
ゼミの雰囲気
2〜3年次の活動のほとんどはグループワークです。ゼミには真面目な人・リーダーシップのある人・コミュニケーション能力の高い人・みんなの話によく耳を傾ける人など、ゼミでなければ深く関わることができないようなさまざまな個性が集まります。だからこそ、議論の際には多様な視点から意見が飛び交う中で切磋琢磨でき、創造性に富んだゼミだと感じます。プロジェクト活動は2・3年生合同で行うため、縦のつながりも強いゼミです。
先生の紹介
中川秀一先生
人文地理学を専門とされています。普段はおっとりとされていて、ゼミ生との交流を大切にしてくださいます。学生の主体性と意思を尊重してくださる先生です!
私はこんな理由でゼミを選びました!
現在はコロナ禍の影響もあり、プロジェクト地は首都圏に限定されていますが、以前は岐阜県郡上市や、「地図にない村」「天空の里」とも呼ばれる飛騨市の山之村と呼ばれる地域でも活動を行なっていました。都心で生まれ育った私には縁のなかった地方へ行けることや、地元の方々と交流することで、まちに観光に来た「交流人口」ではなく、「関係人口」として携われることに魅力を感じました。
また、商品の販売やイベントの企画など、商学部で学ぶマーケティング知識を実践の場で活用したいと思い、中川ゼミを志望しました。
中川ゼミあれこれ
男女比・人数
男性30人:女性28人=58人
OB・OGの主な進路先
都市銀行、信金中央金庫や大手メーカー、NTTグループ企業、大手私鉄、コンサルティング業界など多様です。
研究室の秘密道具・グッズ
MANDARA(GISソフト:地理情報分析支援システム)
名物ゼミ生、OB・OG
大学(岡山大学、関西大学、東洋大学など)で教鞭を執っている先輩、大手旅行会社を退職し料理人として地方でレストラン開業を目指して修行中の先輩、ベンチャー企業で活躍し、東証一部上場に大きな役割を果たして30歳弱で部長職にあるOBもいらっしゃいます。
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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