ゼミ概要紹介
日本史学専攻に設置されている山田ゼミは、日本近現代史のうち政治史・軍事史を扱っています。当該時代について多くを知ることだけでなく、史料批判を適切に行えるようになることも目的としています。ゼミ生以外にもゼミナールの先輩で大学院博士課程に在籍されている三澤さんが、アシスタントとしてさまざまな面でサポートしてくださっています。
山田ゼミではこんなことを学んでいます!
3年次の春学期では、山田先生の著書である『昭和天皇の戦争 -「昭和天皇実録」に残されたこと、消されたこと-』をテキストとして、主に対外膨張戦略や戦争責任問題について学んでいます。
毎週一人ずつ、範囲としては1章弱を発表しています。発表日までに担当者は、担当箇所の要約・疑問点・論点をベースとしてほかの文献から調査も行い、レジュメを作成します。発表は45分程度で行い、発表後に先生からの補足説明をいただいた後、ゼミ生からの質問に対応します。日々の学びや学期末のレポートを通して、個々の卒業論文の基礎固めを行っています。
アピールポイント
発表に関連して疑問に思ったことはその都度発言し、質問者だけでなくゼミ生全員が、その疑問点・論点について考えを巡らせる習慣がついています。また、アシスタントの三澤さんが、ゼミ生が気付いていない部分を疑問点として提示してくださることで、視野が広まり大変良いお手本となっています。さらに、昨年度と今年度はコロナ禍の影響で開催していませんが、毎年夏休みにゼミ合宿を行っています。
ゼミの雰囲気
山田ゼミの特徴は、ゼミ生全員が真面目で知識欲が強いことです。講義の時間は程よい緊張感があり、質問をはじめとして発言しやすい雰囲気です。講義内の発表に向けて情報交換を行うだけでなく、ほかのゼミ生の研究テーマに興味を持てば、文献を紹介してもらったり疑問を共有したりして、学びを深め合ってます。

先生の紹介
山田朗先生
山田先生は大変穏やかで理知的な先生です。ゼミ生からの質問に対しても的確に、補足を加えて説明してくださいます。どんなにとっぴな質問に対しても意図を捉えて丁寧に答えてくださるので、大変勉強になります。また、必要に応じて私たちがあまり目にしたことのない映像資料を共有し、テキストや当時の社会情勢を併せて解説してくださるので、当該範囲の知見を深めることができます。

私はこんな理由でゼミを選びました!
私は小学生の頃から十五年戦争(満州事変(1931年)からポツダム宣言受諾(1945年)までの日本の対外戦争のこと)の戦争責任の処遇について疑問を持っていました。大学受験はあまり上手くいかなかったものの、明治大学ではありませんが他大学の史学科に入学し、日本近現代史の研究に取り組むことができました。当初から卒業論文のテーマは決めていましたが、山田先生の著書を繰り返し読む中で、戦争責任問題の第一人者である山田先生の下で研究を行い、より良い卒業論文を書きたいという意思が芽生えました。
そこで編入学試験を受験して、明治大学文学部に編入学し、必然的に山田ゼミを選択しました。
山田ゼミあれこれ
男女比・人数
男性10人:女性2人=12人
紹介者(写真右)と山田先生
「十五年戦争の戦争責任と継承」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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