研究室概要紹介

若野研究室では、生物の進化などの生物分野や「ゲーム理論（社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問） 」、感染症の流行、ブームの数理モデルなど、人間に焦点を置いた幅広い分野を学べます。ゼミ内で各回さまざまな分野の話題について議論します。そして、おのおの興味がある分野について学習を深め、興味がある事象を研究テーマとして勉強します。

基本的に個人で研究を進めますが、定期的に発表の機会があり、他のゼミ生の発表を聞くことで、知見を広げることができます。生物と聞くとあまり知識がないと敬遠してしまうかもしれませんが、生物を学んでいなくても全く問題はありません。

若野研究室ではこんなことを学んでいます！

若野研究室では、生物や人間の思考や行動などに関する研究をしています。例えば、生物分野では過去に被食－捕食関係を用いた隠蔽色の進化をテーマにした研究や、感染症の拡大を表した数理モデルの研究などがあります。人間の思考や行動の分野は、インディアンポーカーや人狼ゲームなどの戦略ゲームをもとにした「ゲーム理論」、ブームの数理モデルを作成して解析するなど、多岐に渡っています。

アピールポイント

若野研究室の特徴は主に二つです。一つ目は、研究テーマがおのおの自由なことです。研究が行き詰まったら、先生から適宜アドバイスをもらえます。二つ目は「アクティブ・ラーニング」です。若野研究室では幅広い分野を扱うので、研究したい分野を絞りにくいこともありますが、ゼミ内で「アクティブ・ラーニング」を行うなど、一通りさまざまな分野の話題に触れることで、自分が興味を持つ分野を見つけることができます。

例えば、3年次のゼミでは「ゲーム理論」に触れるために、人間の協力－非協力の戦略ゲームをプレイします。チーム数や勝利条件などのゲームの詳細設定をいろいろと変え、最適な戦略を考察します。

「協力－非協力の戦略ゲーム」をプレイしている様子

研究室の雰囲気

個人個人での研究がメインの研究室ですが、みんなで勉強することもあります。4年次の春学期のゼミでは、輪読をします。「Evolution」という恐竜時代の生物進化を元にした、ボードゲームのルールブックを扱いました。また、輪読だけでなく実際に先生も交えて「Evolution」で遊びました。結構、全員が本気でプレイするので、白熱して面白いです！学年を超えてゼミに参加することもあります。月に数回、任意参加で多目的室を借りて、バドミントンなどのスポーツもしています。

「Evolution」をプレイしている様子

先生の紹介

若野友一郎先生

若野先生は、とても優しい先生です。普段の研究で行き詰まったときや、分からないことがあったときなど、親身に相談に乗ってくれます。おのおのがやりたいことを元に提案をしてくださる先生で、とても学びやすい環境を作ってくれます。

私はこんな理由で研究室を選びました！

最初は正直、生物の知識がないので不安でした。私が若野研究室に配属を志望したのは、3年次の春学期のゼミで、協力－非協力の戦略ゲームを実際にプレイしたのがきっかけです。「ゲーム理論」という分野は、それまでの学部の授業でたびたび触れられてきましたが、実際に体験したのはこの時が最初でした。私は、高校生の頃から数学の応用に興味があったので、とても新鮮で興味深い体験でした。自由闊達に発言できる雰囲気だったのも、決め手の一つです。

若野研究室あれこれ

男女比・人数

男性7人：女性1人＝8人

OB・OGの主な進路先

大学院進学、中学校や高校の数学教員、IT関連企業

• 受験生のための学部選択ガイド Step into 総合数理学部（明治大学）

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