
研究室概要紹介
菊池研究室では、情報セキュリティーに関する幅広い研究を行っています。高度な情報化に伴い、私たちの生活は豊かになる一方で、「不正アクセス」「情報漏洩」「盗聴」などさまざまなセキュリティーの問題が存在し、情報セキュリティーの重要性は高まっています。「つくれ・動け・楽しめ」を研究ポリシーとして、「安心・安全な情報社会の実現に向け、情報セキュリティーの課題解決」に取り組んでいます。
菊池研究室ではこんなことを学んでいます!
仮配属である2年次には、R言語(統計解析に特化したプログラミング言語)とPython(パイソン:汎用性が高く、WEBアプリケーションや人工知能(AI)の開発も可能なプログラミング言語)を用いて、データマイニング(統計学、パターン認識、人工知能などのデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで、知識を取り出す技術のこと)の基礎を学びます。
本配属である3・4年次には、「ビッグデータにおけるプライバシー保護」「生体認証における個人識別」「サイバーインシデントリスクの予測」など研究テーマを決め、研究を行います。文献調査から研究の動向を把握し、その中で見つけた課題に対して、新たな手法の提案や評価を行います。
アピールポイント
2年次のゼミには3・4年生が参加します。3・4年生は合同でゼミを行い、ゼミには院生も参加しています。学年を超えて交流することで、研究室全員が仲良しです。また、先輩からアドバイスをいただけることで、研究の幅が広がるだけでなく、他の学生の研究を深く知ることができるため、情報セキュリティーに関する知識を深めることができます。
研究室の雰囲気
とてもにぎやかな研究室です。ゼミでは、活発な意見交換が行われています。また、情報セキュリティーに興味を持ち、菊池研究室に入ってくる学生が多い印象です。そのため、おのおの積極的に研究活動に取り組んでいます。他のゼミ生の姿勢を見ていると、自分も頑張らなければいけないと奮起できます。

先生の紹介
菊池浩明先生
とても優しく、理解が不十分なところは理解できるまで寄り添ってくれる、学生思いの先生です。また、スポーツも万能で、私たちゼミ生の憧れで、目標とする先生です!
私はこんな理由で研究室を選びました!
データマイニングに興味を持っていました。そのため、2年次からR言語やPythonを用いて、本格的にデータマイニングを学べることが魅力的でした。また、2年次に参加させていただいたゼミ合宿で、先輩方の研究を拝見し、情報セキュリティーに興味を持ち、それまでに学んでいた数学や統計学の知識を生かした研究が行えると考え、本配属でも菊池研究室を選びました。

菊池研究室あれこれ
男女比・人数
男性14人:女性3人=17人
OB・OGの主な進路先
明治大学大学院、株式会社日立製作所、日本電気株式会社(NEC)、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、チームラボ株式会社 など
研究室の秘密道具・グッズ
菊池研究室では毎年、匿名加工技術を競う「PWS Cup」とマルウェア解析技術を競う「MWS Cup」に参加しています。2018年にPWS Cupで総合第3位を獲得した際には、景品で「垂れ幕」をいただきました。

名物研究室生、OB・OG
総合数理学部1期生で、仮配属の学部1年次から菊池研究室に所属し、今年度で9年目である博士後期課程3年の伊藤さんです。研究の相談や「PWS Cup」などのイベントを率いてくれる、菊池研究室の頼もしい存在です。

紹介者(写真左)と菊池先生
「局所差分プライバシーにおける度数分布推定手法の提案と評価」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?