2021.11.04

【文学部】奥香織ゼミナール「フランスの演劇を、舞台演出などのさまざまな視点から分析して学びを深める」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は文学部の岩崎さんが、奥香織ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

奥ゼミでは、フランスの文学・文化には欠かせない「演劇」を中心に研究しています。授業では、実際にフランスの劇作品を戯曲から読み込み、創作背景などについて学んだ後、ゼミ生それぞれの切り口で発表・ディスカッションをしています。舞台の映像(演出例)や映画・オペラへの翻案作品を見て、考える時間もあります。発表と議論、解説を通して、作品についての理解を深めています。

奥ゼミではこんなことを学んでいます!

今年度の春学期は、ロスタン、マリヴォー、ボーマルシェの戯曲を中心に学びました。全員が全ての作品を読み込みますが、具体的に取り上げる作品から一人1作品を選んで分析し、自分の考察を発表します。

歴史的背景から読み解く人やせりふから分析する人、演出に注目する人など、ゼミ生一人ひとりが全く違った視点を持っていて、同じ作品でもさまざまな方向から分析することで、より考えが深まります。

アピールポイント

作品の導入では、フランス語の原文や日本語訳だけでなく、実際の舞台の映像や映画版なども見ながら学びます。発表では、おのおの関心のある方向から切り口を設定して、学びを深めることができます。舞台上では、文学として読んでいたものに演出が加わることで印象が変わるので、とても面白いです!

ゼミの雰囲気

他のゼミに比べて今年は人数が多いですが、その分たくさんの人たちの視点を知ることができて楽しいです。積極的に発言する人も多いので、ディスカッションも活発に行われます。やはり、フランスの舞台作品や文化に興味がある人が多い印象です!

ゼミの授業の様子

先生の紹介

奥 香織先生

奥先生は、特に17〜18世紀のフランスの演劇作品とその現代演出について研究されています。演劇美学や絵画との関係、音楽劇についての研究もされています。奥先生の優しい雰囲気で、クラスも自然と和みます!

私はこんな理由でゼミを選びました!

1年次に履修した奥先生の「フランス文化研究」で、「演劇」と「映画」の違いを学んだことがきっかけでした。演劇は生の舞台だからこそ「どう表現するか」について、さまざまな工夫が凝らされていることに興味を持ち、もっと知りたいと思ったからです。

また、言葉にも興味があったので、今は戯曲を読み込むことで、そのせりふに込められた意味を解釈することに面白さを感じながら、授業を受けています。

奥ゼミあれこれ

男女比・人数

男性5人:女性17人=22人

ゼミの情報を紹介してくれた方岩崎友希乃さん(文学部3年・千葉県立東葛飾高等学校卒)

紹介者(写真左)と奥先生

私の研究テーマ
「演劇ならではの工夫について」
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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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