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ようこそ研究室へ
2021.12.16

【理工学研究科】岩瀬顕秀研究室「エネルギー・環境・地球温暖化問題の解決を目指し、光触媒を用いた人工光合成を研究」

理工大学院教員学生ゼミ・研究室SDGs
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学研究科の守屋さんが、岩瀬顕秀研究室を紹介してくれます!
集合写真:研究室の看板は東北大学加藤英樹教授からいただいたもの

研究室概要紹介

当研究室では、岩瀬顕秀先生の指導の下、エネルギー・環境問題の根本的な解決に貢献するため、「光触媒を用いた人工光合成」の研究に取り組んでいます。人工光合成とは、太陽光を用いて水素や炭水化物などの高エネルギー物質を生成することで、光エネルギーを貯蓄する反応です。水分解による水素製造や二酸化炭素還元による資源化を目指し、日々研究を行っています。

解析の指導を受けている様子

岩瀬研究室ではこんなことを学んでいます!

私たちの研究は、光触媒を合成することから始まります。光触媒は半導体であり、金属酸化物・金属(酸)硫化物・金属(酸)窒化物などのさまざまな種類があります。合成した光触媒を用いて水分解反応や二酸化炭素還元反応を行い、性能評価することで研究を進めています。研究生活では、触媒化学や電気化学に関する知識はもちろん、計画を立て自ら研究を進める力、論理的思考力を身に付けることができます。

普段の実験の様子

アピールポイント

創設3年目の岩瀬研究室は、応用化学科で最も新しい研究室です。そのため、自ら使用する実験装置の作製、研究室内の配管の接続など、研究室の立ち上げ時にしかできない貴重な経験ができるのが本研究室の魅力です。 また、先生と院生、学部生間の風通しがよく、楽しく研究を行うことができています。研究室の人数は多くありませんが、その分実験装置を自由に使うことが可能なので、研究に没頭することのできる環境が整っています。

研究室の雰囲気

当研究室では、一人ひとり別々のテーマに取り組んでいますが、分からないことはみんなで助け合いながら研究を進めています。日々の研究活動だけでなく、ゼミ旅行やお花見などの行事でも親睦を深め、オンとオフの切り替えを大切にして研究生活を過ごしています。毎日一緒に実験をすることで、研究室に配属される前には話したことがなかった人とも仲良くなったという話をよく聞きます!

先生の紹介

岩瀬顕秀先生

岩瀬先生は、学生一人ひとりに寄り添って指導をしてくださる優しい先生です。ゼミではいつも鋭い指摘をしてくださり、学生は先生のことを尊敬しています。キャンプや昆虫採集が趣味で、親しみやすい先生です。

私はこんな理由で研究室を選びました!

私は、スーパーサイエンスハイスクールに認定された高校に通っていたので、高校生の時にも「人工光合成」の研究に取り組んでいました。研究はとても楽しく、将来は「光触媒を用いた人工光合成」の研究に携わり、地球温暖化問題解決の一助となりたいと考えるようになりました。幸運なことに研究室配属の際に、光触媒を用いた人工光合成を専門とした研究室が新設されることとなり、この研究室を選びました。

岩瀬研究室あれこれ

人数

8人

OB・OGの主な進路先

公務員1名、民間企業6名 、大学院進学(明治大学2名、他大学1名)

研究室の秘密道具・グッズ

閉鎖循環系(光触媒性能の評価装置):
岩瀬先生手作りの閉鎖循環系!ガラスを切ったり、くっつけたり、曲げたりして作り上げます。私が手伝ったところは少し出来が悪いです(笑)。

岩瀬先生手作りの閉鎖循環系(光触媒性能の評価装置)

キセノンランプ:
これがなくては研究ができないというほど、この研究室では必須のアイテム。紫外~赤外の幅広い波長の光を発してくれます。

キセノンランプ(右上)を使用し、光触媒に光を当てている様子
ゼミの情報を紹介してくれた方守屋海沙さん(理工学研究科 応用化学専攻 博士前期課程2年・私立市川高等学校)

紹介者(写真右)と岩瀬先生

私の研究テーマ
「高効率な人工光合成を目指した可視光二酸化炭素還元のための光触媒系の構築」

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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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