2022.03.15

【総合数理学部】大野光平研究室「交通や医療など人々の暮らしや命に欠かせない『通信』を研究し、社会と未来をつなぐ!」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は総合数理学部の板橋さんが、大野光平研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

「通信」は4Gから5Gの変化など常に進化し続け、今では私たちの生活に欠かせないものとなっています。そんな中、大野研究室では、無線通信技術や電波を使った距離測定・位置推定などについて研究を行っています。このような研究は、「紛失した端末の発見」「がれきの中に埋もれた被災者の発見」「自動運転時の前方車両との間隔認識」などに役立つと考えています。交通や災害など、さまざまな場面で生かせる研究を行っています。

大野研究室ではこんなことを学んでいます!

ゼミ配属当初の3年次は、『よくわかるワイヤレス通信』という本を基に各ゼミ生が1単元ずつ勉強し、発表し合いながら基礎知識を学んでいきます。秋学期後半から各自で研究内容を決定します。現在所属するゼミ生の研究内容としては、「ミリ波レーダを用いた距離測定に関する研究」「ダンスのフォーメーションにおける位置推定の研究」などがあります。シミュレーションやネットワークアナライザを用いた実験など、さまざまな研究方法があります。

中間発表リハーサルの様子 ①

アピールポイント

「通信」が関わる分野は広いので、それぞれが好きなことや興味のあることを自由に研究することができます。また、研究内容の幅が広いため、周りから多くのことを吸収することができます。中には、「sumo」という交通シミュレータを用いて、研究している人もいます。自主性を重視しながらも周りと協力しやすい研究室なので、一人ひとりに合った活動ができます。

中間発表リハーサルの様子 ②

研究室の雰囲気

週に1度行われる進捗発表に向け、日々研究に取り組んでいます。先生を含め全員の距離が近いので困った時は、ゼミのメンバーや先生にすぐ助けを求めて解決しています。また、学年問わず和やかな雰囲気なので、授業や就職活動などについて後輩の相談にも乗っています。学会に行った際のお土産をみんなで食べたりと、食事会に行けない時期が続く中でも関係を深め、研究室の全員が協力して活動しています。

実験器具と研究室の様子

先生の紹介

大野光平先生

ゼミ生に、いつも優しく丁寧に接してくださる先生です。社会人としての経験もあるので、研究だけでなく就職活動についてもいろいろと教えてくださいます。学生や人として多くを学べる先生です。

私はこんな理由で研究室を選びました!

5GやVR(バーチャルリアリティ)など通信技術が進化している現在、「通信」が交通や医療など人々の暮らしや命に欠かせない存在になると感じ、「社会・未来をつなぐもの」だと考えたため、通信系の研究室を選びました。また、私は自動車が好きなので自動運転など将来の自動車に関連した研究を行いたいと考えていました。そんな中、「FMCWレーダにおけるレーダ間干渉の低減に関する研究」という自動車に関連する研究を大野研究室で行っていたので、この研究室を選びました。

大野研究室あれこれ

人数

15人

OB・OGの主な進路先

日本電気株式会社、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、矢崎総業株式会社、株式会社日立システムズ

研究室の秘密道具・グッズ

スペクトルアナライザ:
横軸を周波数、縦軸を電力または電圧とする二次元のグラフを画面に表示する電気計測器

オシロスコープ:
電位(電位差)の周期的変化を波形(2次元のグラフ)として画面上に表示するもの

ネットワークアナライザ:
高周波回路網の通過・反射電力の周波数特性を測定する測定器

ルンバ、ドローン、村上被販のグレーの作業服

研究室の情報を紹介してくれた方板橋峻宏さん(総合数理学部4年・私立常総学院高等学校卒)

紹介者(写真左)と大野先生

私の研究テーマ
「車載ミリ波レーダにおけるレーダ間干渉の低減方式」
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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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