ゼミ概要紹介
會田:国際政治経済に関する書籍を輪読し、基礎理論の理解に努めます。特に日中韓や日米関係に焦点を当て、アジア地域統合の展望について議論しています。同時に、日々の国際政治経済に関するニュースを取り上げ、世の中の動向をアップデートしています。
2021年11月には、大妻女子中学校・高等学校の学生70名ほどを大学に招待し、交流会を実施しました。国際政治経済に関心を持っていただくと共に、座談会では大学生活について紹介したり、中学生、高校生の疑問に答えるなど、非常に明るいインタラクティブな会になりました。
金ゼミではこんなことを学んでいます!
會田:戦後、中国はアメリカには到底かなわない経済力でしたが、現在は強大な影響力を持つ国になりました。これは、当時のアメリカが保持していた独占的なパワーが衰退していることを意味しているのでしょうか。そして中国が覇権国になる日が来るのでしょうか。
例えば、「覇権安定論」という国際政治経済の理論を踏まえると、このような昨今の米中対立問題がより構造的に見えてきます。「そもそもパワーの定義は何だろう?」「覇権国に求められる条件は何だろう?」これらの議論には金先生にも入っていただき、学者の中で最近主流になっている考え方や見方なども教えていただきながら、学生同士で、自由に活発に議論しています。
アピールポイント
會田:目まぐるしく変化する国際情勢の中では、どんな場合にも当てはまる「正しいルール」はありません。その中でも、理想的な世界を思い描きながら議論を重ね、多角的な視野を養うことこそ、この学問の特長であり、醍醐味だと思っています。
ゼミの雰囲気
和泉:金ゼミは「国際色豊かなゼミ」です。韓国人の金先生と、日本人・韓国人・タイ人のゼミ生が、それぞれの文化や価値観の違いを生かし、さまざまな視点からディスカッションをして、楽しく学んでいます。 ゼミ生同士の仲が良く、授業外でも一緒に勉強したり、遊びに行ったりしています。困ったことがあると、皆で解決策を考えてくれるような、団結力のあるゼミです。 活動の計画やイベントの企画は、ゼミ生が主体的に行っています。意見が通りやすく、新しいことに柔軟にチャレンジできるゼミです。 また先生や先輩との距離が近く、いつも和やかな雰囲気で活動しています。
先生の紹介
金ゼンマ先生
和泉:金先生は才色兼備な先生です。「アジア太平洋政治経済論」で、授業の分かりやすさや面白さはもちろん、物腰柔らかな先生のとりこになったゼミ生は少なくないでしょう。 また、ゼミ生の一人ひとりを気にかけてくださり、進路の相談にも乗ってくださいます。
私はこんな理由でゼミを選びました!
會田:私は、2年次までさまざまな分野の講義を履修し、その中でも、特に国際政治経済をより深く学びたいと思ったので、金ゼミを選びました。また、大学のパンフレットで紹介されていた金先生に、ずっと憧れを抱いていたことも、大きな決め手になりました。
和泉:私はもともとアジア・太平洋地域の国際関係などに興味があったのですが、ゼミの内容以外でも、私がこの金ゼミを選んだ理由は3つあります。
理由①:ディスカッションの多さ
多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、自分と違う考え方や意見を聞くことで、毎回新しい知識や考え方が得られると思ったからです。
理由②:ゼミの雰囲気
説明会やSNSから、ゼミ生同士や先生との親密さが伝わってきました。穏やかだけど、真面目な雰囲気が自分に合うと思い選びました。
理由③:韓国遠征
2年次の冬に韓国で、高麗大学の学生と学ぶ機会があります。海外の学生と関わることは、他のゼミではできない珍しい体験ですし、韓国観光もできることが、魅力的でした。
金ゼンマ ゼミあれこれ
人数
16人
OB・OGの主な進路先
IT関係、メーカー、旅行系、大学院進学など。
會田さん「エネルギー安全保障政策」
和泉さん「21世紀の米中関係と20世紀の日米関係の比較」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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