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ようこそ研究室へ
2022.03.30

【法学部】黒澤睦ゼミナール「刑事訴訟法を中心に、刑事司法をめぐる諸問題を理論的に検討し、ゼミ生全員でディスカッションしながら理解を深める」

明大生が、所属するを紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は学部の磯さんが、黒澤睦ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

私たち黒澤ゼミは、刑事訴訟法を中心に、刑事司法をめぐる諸問題を判例などを素材にして理論的に検討をしています。普段のゼミでは、各自が主に刑事法に関する新聞記事や判例を調べ、問題提起と法的分析をレジュメにまとめて発表しています。

また、今年度はコロナ禍の影響で行えませんでしたが、「刑務所・検察庁訪問」や「裁判傍聴」などのフィールドワークをはじめ、「模擬裁判」もゼミ生の希望に応じて行っています。

過去のゼミで最高裁判所を見学した様子

黒澤ゼミではこんなことを学んでいます!

刑事訴訟法は、刑事事件において「公共の福祉の維持」と「個人の基本的人権の保障」とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用実現することを目的とした法律です。ゼミ生の研究テーマでは、「475条2項と死刑執行」「少年法の改正」「侮辱罪厳罰化とネット上の誹謗中傷」など、皆さんもニュースで耳にしたことがあるような内容が刑事訴訟法では多いのも特徴です。発表者が提起した問題をゼミ生全員でディスカッションするので、理解がとても深まります。

2021年度秋学期の内容一覧

アピールポイント

研究テーマに関しては、刑事法に関するものであれば自身で自由に決めて調べることができるため、自由度が高く、学びたいことについて深く学べるゼミです。発表やディスカッション中は各回ゼミ生一人ずつが司会の役割も担うので、議論を整理する能力や、スムーズに進行できる能力も養われます。

また、黒澤先生はドイツやイギリスの研究者と共同研究をしていることから、他国の研究者や・院生と交流ができることも特長です。

ゼミの雰囲気

個性が豊かで、何事にも熱心に真面目に取り組むゼミです。ディスカッションの際には積極的に質問や意見を述べたり、分からないことは気軽に相談ができたりとお互いに切磋琢磨して成長できる環境です。また、法曹・公務員・就職、進路もさまざまなので日々刺激を貰えるとともに、相談し合える仲間がいるのが心強いです。コロナ禍で合宿などはできていませんが、Zoomで定期的に懇親会を行っているため、ゼミ生同士の仲もとても良いです。

2020年度3年生のオンライン授業の様子

先生の紹介

黒澤睦先生

ゼミ生思いで非常に優しく、ゼミ生にとってお父さんのような癒しの存在です。自身の発表後には丁寧なフィードバックをくださり、質問や相談にも親身に対応してくれます。 刑事訴訟法に限らず、他国の法律や判例まで細かい知識を教えてくださり、博識な先生で尊敬する点がとても多い先生です。

私はこんな理由でゼミを選びました!

私は「法学プログラム」でハワイに短期をした際に、「ハワイ法」や「日米の法律」を比較する中で特に刑事訴訟法には大きく違いがあることに興味を持ちました。黒澤先生もドイツで法律を学んでいたことから、他国の刑事訴訟法と比較しながら、より理解を深められるのではないかと思い、このゼミを選びました。

また、1年次の頃に黒澤先生の現代法入門の授業を履修していたため、先生の人柄が素敵で教え方がとても丁寧で分かりやすかったことも決め手の一つです。

黒澤ゼミあれこれ

人数

3年生17名、4年生18名

OB・OGの主な進路先

法曹(弁護士)、公務員(国税専門官、警察官、地方公共団体)、金融(銀行、信用金庫、証券)、情報通信、マスコミ、エネルギー、製造、貿易・流通、不動産、外食、小売など多彩です。

ゼミの情報を紹介してくれた方磯茉倫さん(法学部3年・千葉市立千葉高等学校卒)

紹介者(写真左)と黒澤先生

私の研究テーマ
「性犯罪に関する刑事法の改正について」「司法でのジェンダー平等について」

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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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