2022.07.11

【農学部】前田理久研究室「バクテリアなどの分子機構を解明することを目的に、制御系や遺伝子の動的メカニズムの起源を究明する!」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の佐々木珠璃さんが、前田理久研究室を紹介してくれます!
普段の研究室風景

研究室概要紹介

バクテリアは、多様な環境に適応するための能力はもちろんですが、進化に対しても大きなポテンシャルを持っています。微生物遺伝学研究室では、これらの分子機構を解明することを目的として、重要な役割を担っていると考えられる制御系あるいは遺伝子の動的メカニズムの起源に対し、分子生物学的手法を用いて必要ならば新しい概念に基づいた方法を開発して究明するための活動を行っています。

前田研究室ではこんなことを学んでいます!

微生物遺伝学研究室は入室後すぐに基礎実験を行い、電気泳動やプラスミド抽出など基礎的な実験技術を身に付けます。その後、大きく4つのグループ(A・B・E・G)に分かれて活動を行っています。

グループAでは、主に転写後制御について、グループBでは、環境に優しいものづくりについて生分解性プラスチックなどに注目して研究を行っています。グループEでは、タンパク質合成速度や細菌の増殖速度について、グループGではバクテリアの進化に大きく貢献している分子機構、水平伝達についての解明を行っています。

基礎実験 電気泳動結果

アピールポイント

当研究室では、一人一つのテーマを持って研究活動に励んでいます。自身のテーマに対して、先生や先輩とディスカッションを重ねながら進めていくことができます。また、班ごとに研究内容が大きく異なるため、研究報告などの際には自身のテーマとは全く違った内容にも触れられるので、幅広い知識を身に付けることができるところも魅力の一つです。

研究室の雰囲気

ゼミでは、英語論文の紹介などを通して学生同士で質問や、意見交換を行うという真面目な部分もある一方で、元気でパワフルな人が多いため、コロナ禍であまり実現はできていませんが、イベントなどにも全力に取り組んでいます!人数があまり多くないため、同期や先輩後輩みんなと仲良くなることのできる研究室です!

ゼミの様子

先生の紹介

前田理久先生

前田先生はとても優しい先生です。研究テーマなどの相談事に対して、しっかり時間を割いてくださり親身になってくださいます。さらに、研究室に行くと気さくに話しかけてくださるのと、いろんな物事に対して知識が豊富なため、タメになることばかりです!

私はこんな理由で研究室を選びました!

実は、研究室を選ぶときに私は明確にやりたいことが定まっていなかったため、この研究室は内容が異なるグループが多いので、研究テーマを決める際に比較的選択肢が広いのではないかと思い、前田研究室を選びました。内容は難しいと感じることが多いことも正直ありますが、その際に先輩や先生、同期に助けられながら研究活動に取り組める環境が整っているため、この研究室を選んで良かったと感じています。

前田研究室あれこれ

人数

13人

OB・OGの主な進路先

大手食品メーカー、IT企業、化学メーカー

名物研究室生

大学院生の多和田さん

私たちの代はとにかくお世話になりっぱなしです。とても優しくて偉大な先輩です!

研究室の情報を紹介してくれた方佐々木珠璃さん(農学部4年・神奈川県立鎌倉高等学校卒)

紹介者(写真右)と前田先生

私の研究テーマ
「ビフェニル資化性ゲノミックアイランド(ICEbph)の水平伝達機構の解明」
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