2022.08.03

【農学部】賀来華江研究室「植物免疫メカニズムを解明することで、地球環境負荷の軽減を目指す!」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の古川さんが、賀来華江研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

「防御」と「共生」ー植物がもつ2つの戦略ー

生まれた場所から一歩も動くことができない植物は、害虫や菌などによる周囲からの危険に常にさらされています。そんな植物は自身の身を守るために独自の生存戦略を発達させてきました。

私たちの研究室では、植物と菌との関係に着目し、「防御」と「共生」という2つの生存戦略についてそのしくみの解明を目指しています。病原菌に対する防御応答と、善良な菌との間で結ばれる共生関係。一見相反する戦略を巧みに使い分けるしたたかな植物のしくみを探ります。

賀来研究室ではこんなことを学んでいます!

遺伝子レベルで目に見えない謎を解く

生命の設計図とも呼ばれる遺伝子には、私たちの身体を形作る全ての情報が記されています。私たちはそんな遺伝子を用い、「遺伝情報を意図的に書き換えること」で、植物の生存戦略に関わる身体の特徴を探ります。

非常に小さな遺伝子は肉眼でも顕微鏡でも見ることができません。そこで、目に見える実験データをとり、遺伝子によって身体の中でどのようなことが起きているのかを可視化することで、仮説の検証を行っていきます。論理的に謎を解いて答えを導く、そんなところも研究の面白さです。

ゼミの様子

アピールポイント

アピールポイントは大きく3つあります!

1.協力し合える風潮がある!
お互いに分からないことを相談できる雰囲気があります。フォローし合うことで、「そんな視点もあったか」と新たな気付きを得られ、全体に好循環が生まれます。

2.多様な将来の選択肢
進路は研究職に限りません。先輩たちは研究室で培った仮説思考力と、先生との会話で養った愉快なコミュニケーション力を武器に、多様な業界で活躍しています。

3.お菓子が食べ放題!?
研究室には、いつもたくさんのお菓子があります。脳に糖分を補給することは、一日中繊細な作業をする私たちにとって大きなアドバンテージとなります。

研究室の雰囲気

穏やかで落ち着きがあり、アットホームでとても居心地の良い環境です。相手のことを気遣える心優しい人がたくさん集まっています。オンとオフのメリハリがあり、各自が自立して研究に向き合いながら、それ以外の時間もみんなで過ごすことが多いです。春にはお花見をしたり、夏のゼミ合宿やOB・OG会などのイベントも、全力で楽しむ雰囲気があります。

オンラインで開催した追い出しコンパ

先生の紹介

賀来華江先生

明るく愉快で笑顔がとてもすてきな先生です。私たちがお昼ご飯を食べていると声をかけてくださり、一緒に話に入ってきてくださいます。また、何か困っていることがある時は、学生一人ひとりに真摯に向き合い相談に乗ってくださる、学生思いで魅力あふれる先生です。

ランチタイム

私はこんな理由で研究室を選びました!

先生の魅力一択です!

入室前の面接では何を聞かれるのかと思いきや、「あなたはこれから何にでもなれる!」という熱いお話を30分間ずっとしてくださいました。正直どんなことがやりたいかが決め切れていなかった私にとって、そのお話は将来の視野を広げてくれる非常に貴重なものでした。この研究室であれば先生の下で、新たな価値観を獲得しながら将来の進路としっかり向き合えると思い、入室を決めました。

賀来研究室あれこれ

人数

23人

OB・OGの主な進路先

大学院進学(内部、外部)
就職(食品、化学メーカー、医療機器、IT、国家公務員など)

研究室の情報を紹介してくれた方古川剛大さん(農学部4年・私立明治大学付属中野八王子高等学校卒)

紹介者(写真右)と賀来先生

私の研究テーマ
「イネキチン受容体の複合体形成機構の解明」
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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