ゼミ概要紹介
「家族」とは何か?私たちにとって最も身近な存在の一つでありながら、近年、未婚化や晩婚化、少子化といった家族や結婚の形態に変化が生じ、家族の在り方や価値観に関する「当たり前」が問われています。
施ゼミでは、こうした家族にまつわる社会の在り方や変遷を、家族の形態やその形成過程・機能について分析する「家族社会学」の観点から正確に理解しつつ、これからの社会における課題と、求められる対策についての考察を深めることを目標に、学習と研究を進めています。
施ゼミではこんなことを学んでいます!
3年次は、議論の土台作りとなる「家族社会学」の基本的な視座の獲得と、研究テーマにつながる自らの問題意識の発見を目的に、主に「近代家族」を題材にしたテキストの輪読を通して知識や価値観を共有し、ディスカッションを行います。
4年次には、3年次に得た問題意識を基に実際に卒業論文のテーマを選定し、最終的には「情コミ・ジャーナル」への投稿を目標に、卒業論文を執筆します。
さらに、夏休みには3・4年次に加えて院生も交えたゼミ合宿にて、自身の研究テーマに関する途中経過を発表し、議論を通して知識を深めます。
アピールポイント
「家族」というものは、全ての人が人生を通して関わっていくものです。しかし、時代や地域、人によって、全く異なる「家族」に対する多様な価値観があります。
施ゼミでは、これらの多様な価値観を共有する時間がたくさんあるため、一人では得られない気付きを多く得ることができます。また、毎週「気になったニュース」と「マイニュース」を発表する時間があるので、日常の小さな出来事に目を向ける力を養うことができます。
ゼミの雰囲気
始まる前や終わった後は、和気あいあいとした雰囲気で雑談を楽しみながら、授業時間中は真剣に発表を聞いたり自分の意見を発信したりしており、オン・オフがはっきりしている人が多いです。ゼミ生には温厚な人が多く、個人的には癒されることがよくあります。
また、ゼミ合宿など仲良くなれる課外活動も多く、楽しみながらゼミに参加することができます。
先生の紹介
施 利平先生
とても優しく、自分の研究分野に熱い思いをお持ちの先生です。積極的にゼミ生の意見を聞き、受け入れながら、さまざまな指摘や新しい視点をくださるので、とても勉強になります。また、とても明るく面白いので、先生のお話に笑いが起こることも多々あります。
私はこんな理由でゼミを選びました!
吉川さん 一番の理由は、「家族とコロナ禍の関連性」に対して興味を持ったことにあります。昨今のコロナ禍において、「オンライン授業」や「ステイホーム」という新たなライフスタイルに接したことで、「家族」という存在をより身近に感じ、より関心を持つようになりました。また、コロナ禍によってそれまでの家族観や恋愛観が大きく変わったと共に、現在進行形で「家族」に関する問題が浮き彫りになりつつあります。
「『家族』とはそもそもどういうモノなのか?」「コロナ禍による社会の変化が『家族』にどのような変化をもたらしたのか?」この二つの関心が施先生のゼミに入るキッカケでした!
安藤さん 「家族」という存在が、全ての人間が生まれた瞬間から死ぬ直前まで関わっていく根本にある存在であると感じたからです。その重要な「家族」を社会学に落とし込むことで、ジェンダー問題をはじめとするさまざまな社会問題を解決する鍵になると思いました。
また、ゼミ紹介で見た和やかな雰囲気やイベントの多さなども、施ゼミに入りたいと思ったきっかけの一つです。
施ゼミあれこれ
人数
3年次:20人
OB・OGの主な進路先
公務員・民間企業、業界・業種問わず進路先は多岐にわたります!中には、明治大学の職員になった方もいるそうです!
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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