
ゼミ概要紹介
川口ゼミでは、「東京」の都市地理学を主に研究しています。3年次のゼミでは、地理学専攻に設置されているゼミの中で最も手厚い指導を受けられると評判です。
4〜5月には教科書の内容をもとに、各自が調べてきた内容を発表します。6月頃に研究テーマを決定し、以降はそのテーマについての調査が続きます。夏休みに1週間の集中ゼミが2回あり、前半の集中ゼミで調査地の選定、後半で実施する調査の内容を検討します。秋学期には12月の研究発表会と研究成果の報告書の作成に向け、現地調査を行います。

川口ゼミではこんなことを学んでいます!
池袋における公共空間の活用による、「まちづくり」の研究をしました。近年、街に点在する公園や広い歩道などの公共空間の魅力を高める手法の「まちづくり」が注目されています。
そのような「まちづくり」を実践し、成功例とされている街が東京都豊島区の池袋です。豊島区は、利用者の層が限られていた池袋の3つの公園を、幅広い層に利用されるように再整備し、公園とその周辺のにぎわいの創出に成功しました。池袋の公園をモデルとして、他の街でも公園が整備されていますが、いずれも池袋ほどのにぎわいの創出にはつながっていません。
その理由について、公園の整備や運営の手法の分析、利用者の属性や行動についての調査などから検討し、公共空間を使った「まちづくり」を成功させる上で留意すべき点を明らかにしようと試みました。

アピールポイント
他のゼミ同様、プレゼンテーション力や文章力、情報収集の能力はもちろん身に付きます。加えて、「発表後には拍手ではなく質問を」が先生の口癖なので、「疑問を持つ力」が自然と身に付いていき、秋学期になると授業時間のほとんどが質疑応答になる回もあります。
さらに、川口ゼミの研究は個人や班ごとではなく、全員で進めていくため、チームで物事に取り組むやりがいを味わうことができるのも魅力です。川口ゼミでの活動を通して、たちまちあなたも「できる学生」に成長できます。就職活動でも有利に戦えること、間違いなしです!

ゼミの雰囲気
真剣に地理学を学びたい学生が集まり、ゼミの時間は全員が積極的に議論に参加します。一方で、休憩時間には共通の話題で盛り上がるなど、メリハリのあるゼミです。ゼミ以外でも食事に行ったり遊びに行ったりなど、仲を深めながら一丸となって研究に取り組んでいます。さまざまな強みを持った個性豊かなメンバーが集まるので、良い刺激を受けられます。

先生の紹介
川口太郎先生
先生の研究分野は「都市地理学」です。特に神奈川、埼玉、千葉を含む東京都市圏の郊外の研究に注力されていますが、全国津々浦々のあらゆる街に精通しておられ、「川口先生は私より私の地元のことに詳しい!」という証言が多数寄せられています。
私はこんな理由でゼミを選びました!
コロナ禍の影響でサークル活動ができなくなり、2年次は熱中できるものがない1年間を過ごしました。そのような状況に置かれていたことから、3年次でゼミを選択する際、「学生時代はコレに全力を注いだ!」と胸を張って言えるものが欲しいと考え、研究をやるからにはとことんやろうと決意しました。
川口ゼミは先生の指導が手厚く、熱量をもった学生が集まり、1回の授業の内容が濃く、研究に専念できる集中ゼミが複数回設けられていることから、ゼミに本気で取り組むには最高の環境だと考え、川口ゼミを選びました。
川口ゼミあれこれ
人数
7人
OB・OGの主な進路先
鉄道や高速道路などの地理学専攻全体に多い業界に加えて、不動産デベロッパーやゼネコンなど都市地理学に関係する業界に進む方もいらっしゃいます。
名物ゼミ生
ゼミ長:グルメや音楽などさまざまな分野でゼミ生に影響を与える川口ゼミのインフルエンサーです。ゼミに関することには時間を惜しまず、ゼミへの情熱に溢れる男ですが、要領が悪いだけというウワサも......。
紹介者(写真右)と川口先生
「新潟市中心市街地のまちづくり」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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