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ようこそ研究室へ
2022.10.24

【文学部】湯淺幸代ゼミナール「平安文学を文献研究だけでなく、美術館巡りや映像鑑賞、ゲーム、工作を通して楽しくアクティブに学びを深めるゼミ!」

教員学生ゼミ・研究室
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は文学部の酒井さんが、湯淺幸代ゼミナールを紹介してくれます!
ゼミ生の集合写真

ゼミ概要紹介

私たち湯淺ゼミは、主に平安時代の文学について研究しています。高校の古典の授業では、なかなか味わえない、さまざまな評釈や先行研究に基づいて、それぞれが研究したい作品についてみんなで考察を行います。

主に、各自が準備した論文を発表し、質疑応答を繰り返しながら、研究をブラッシュアップしていきます。平安時代の文学が好きな人、文化が好きな人、言葉が好きな人など、「好き」という気持ちを探究心に発展させて知識を深められる、そんなゼミを目指しています!

湯淺ゼミではこんなことを学んでいます!

週に1回の授業では、主に発表や質疑応答をし、学期末に向けて論文を仕上げます。そのほかに、春学期・秋学期に1度ずつ、美術館巡りや、平安時代にゆかりのあるゲームや工作をするなど、お楽しみ要素も満載です。

百人一首がプリントされている「をかし」な「おかし」で百人一首大会をしている様子

昨年から今年にかけては、百人一首の和歌がプリントされたお煎餅を使って、「おかし」な百人一首大会をしたり、鳥獣人物戯画の豆本を制作体験するなどしました。一見おとなしいと思われがちな平安文学のゼミですが、アクティブで和気あいあいとしています!

『紫式部日記絵詞』(複製)鑑賞の授業風景
鑑賞後に「鳥獣人物戯画」の豆本を制作体験する様子①
「鳥獣人物戯画」の豆本を制作体験する様子②
「鳥獣人物戯画」の豆本を制作体験する様子③

アピールポイント

講義のたびに、湯淺先生がさまざまな参考文献や資料を紹介してくださるので、資料の知識や引き出しの豊富さは、他のゼミよりも多いと思います。また、美術館巡りや映像鑑賞によって、文学だけではなく、美術作品の知識も深まります。「この先どのように研究していけばいいのか」という卒業論文に対するよくある不安が生じても、湯淺先生が的確に指導してくださいます。3年間の文学講義や演習などで培ってきた自分の知識、仲間の知識を合わせて議論し、研究ができます。

ゼミで使用、紹介された資料の一部

ゼミの雰囲気

今年度の平安文学のゼミは人数が少なく、1年次の演習の時からの顔なじみも多いので、授業前は和気あいあいと談笑し合い、まるで女子会のような雰囲気です。しかし、ゼミが始まるとムードが一変。みんな真剣に、それぞれの発表者に対して質疑応答、指摘やコメントをします。なかなか鋭い指摘もあり、切磋琢磨しながら、それぞれの研究分野の理解を発展させることができるチームワークの良いゼミです。

ゼミでの議論の様子

先生の紹介

湯淺幸代先生

湯淺幸代先生は、いつも和やかで優しい先生です。ゼミ発表の時には、自分では研究不足であったり考察不足であったりするところを的確に指導し、この先どのように研究していけばいいのかを真剣にアドバイスしてくださいます。

湯淺先生の手作りの人形。『源氏物語絵巻』「東屋」の場面イメージを再現しています

私はこんな理由でゼミを選びました!

高校生の時から古典文学(特に平安文学)に興味があり、「明治大学の日本文学専攻で平安文学を勉強したい!」という目標がありました。入学時から既に研究分野が定まっていたため、1年次から湯淺先生の日本文学演習や日本文学講義などを受講して、平安文学への理解を深めていきました。4年次になっても湯淺先生の下で平安文学について研究したいという思いは変わらず、憧れであった湯淺ゼミを希望しました。

湯淺ゼミあれこれ

人数

8人(卒業論文ゼミのため4年次のみ)

OB・OGの主な進路先

高校教諭、司書、システムエンジニア、金融機関、鉄道関係など

ゼミの情報を紹介してくれた方酒井萌さん(文学部4年・埼玉県立熊谷女子高等学校卒)

紹介者(写真左)と湯淺先生

私の研究テーマ
「『源氏物語』における4人の女君の死について」

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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