研究室概要紹介
私たちは、「安心・安全・健康をつくる医工学」をキーワードに、生体計測や解析、脳機能イメージング技術を用いて健康維持や医療福祉の向上に貢献する医工学研究に取り組んでいます。
BCI(Brain Computer Interface)システムを利用したリハビリテーション装置の開発や、血流動態計測を利用した認知活動や理学療法効果の可視化を通して、運動機能の回復や各治療法の科学的根拠の解明を目標としています。また、多くの研究機関と共同して臨床応用を目指しています。
小野研究室ではこんなことを学んでいます!
医工学の中でも生体計測とその解析を強みとしており、脳活動や筋活動の測定を通して、装置の開発や各効果の可視化などを行っています。リハビリテーションだけでなく、透析患者やてんかん患者、がん患者、疼痛患者をターゲットとした研究も医療機関と共同で行っています。
普段は週に1回の進捗報告会で、研究の進捗と今後の方針を確認し、基本的には個人単位で研究を進めていきます。学会への参加やゼミ合宿など、イベントが多くあることが特徴です。
アピールポイント
内部進学者の他にも、社会人ドクターや留学生など多様なバックグラウンドを持つ方が多く所属しているため、日常的に英語や中国語が飛び交っています!
「工学的アプローチで医療に貢献したい!」「脳や体の不思議を解明したい!」という方だけでなく、「将来国際的に活躍したい!」という方にも、健康医工学研究室はぴったりです!被験者も募集しているため、お気軽に足をお運びください!
研究室の雰囲気
コアタイムはありませんが、研究室には常に誰かがいるような環境で、明るい雰囲気の中で過ごしています。毎週行われる進捗報告会では、他のゼミ生の研究進捗について話を聞くことができるため、新しい発見や学びがあり、お互いの刺激にもなります。先生だけでなく、他のゼミ生や専門知識を持った方々から自分の研究についてアドバイスをもらえるため、とても良い環境で研究を進めることができます。
先生の紹介
小野弓絵先生
学生の興味や意見を尊重し、学生が主体的に研究を進められるよう、手厚いサポートやアドバイスをしてくださいます。また、研究をスムーズに進められるよう、快適な研究環境を整えてくださいます。頻繁に学生のいる実験室に来てくださるため、研究の相談から雑談まで、いつも楽しくお話ししています。
私はこんな理由で研究室を選びました!
「医者一人では救える命に限りがあるが、医療機器で救える命はその何倍にもなるかもしれない」という先生の言葉を聞き、医工学の可能性の大きさに引かれました。そして、私自身がスポーツをしていたこともあり、イメージトレーニング効果の可視化を研究できる点にも魅力を感じて、小野研究室を選択しました。
また、「楽しそうに研究について語る小野先生の下で研究をしたい!」と感じたことも理由の一つです。
小野研究室あれこれ
人数
32人(3年次:9人、4年次:9人、博士前期課程1年次:4人、博士前期課程2年次:6人、博士後期課程:5人)
OB・OGの主な進路先
オリンパス株式会社やキヤノン株式会社、パナソニック株式会社、日本光電工業株式会社のほか、電機・医療機器メーカーが主な就職先です。
研究室の秘密道具・グッズ
「DCS-NIRS」:他大学にはない血流動態を測定する装置があります(特許申請中)。
名物研究室生
2022年9月に明治大学大学院を修了した柔道整復師の方が在籍しており、手技療法講座や腕相撲大会が行われます。
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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